FCバルセロナによるフレンキー・デ・ヨングの契約は、会長バルトメウがアムステルダムを訪れた後、パリ・サンジェルマンの強襲を受ける可能性があったため、同会長自身が個人的に交渉の手綱を握った。

デ・ヨングがカンプ・ノウに到着したときのキーパーソンとして誰もがバルトメウを指していたが、新たに彼のバルサ入りを後押しした人物をオランダメディア『Voetblprimeur』で明らかにした。

デ・ヨングはモロッコ生まれのオランダの元サッカー選手、アブドゥルハーク・ヌーリを取り上げた。彼は、アヤックスの下部組織で、ドニー・ファン・デ・ベークやマタイス・デ・リフト、ジャスティン・クライファートと時間を共に過ごした。

ヌーリは2017年7月、ブレーメンとの親善試合中に心臓発作を起こしてピッチ上で倒れ、病院に緊急搬送された。なんとか一命をとりとめたが、不整脈は脳損傷を引き起こし、2018年8月15日に目覚めるまで約13ヶ月もこん睡状態が続いた。

デ・ヨングは、バルサかPSGを選択するため、ヌーリの入院先の病院へ意見を求めに何度も訪れたと語った。

そこでデ・ヨングは、ヌーリの兄弟であるモーに会った。

「ビッククラブなのだから、バルサに行かなければならないといつもモーは言っていたが、それでも迷いがあった」

デ・ヨングはヌーリの意見を待っていた。デ・ヨングの迷いを払拭するために、口を開いたにはヌーリの母親だった。

彼女はアッピ(ヌーリの愛称)を巻き込むようにこう質問した。
「『フレンキーはバルサ、PSGどこに行くべき?』 ってね。アッピは『バルセロナ』と答え、眉を上げたんだ。それは僕にも彼の家族にとっても、とても嬉しい瞬間だったね」

デ・ヨングの愛のこもった感動の物語。FCバルセロナは常にヌーリに感謝しなくていけない。