新型コロナウイルス感染拡大という悲惨なニュースばかりが連日報道される中、嬉しいニュースが入ってきている。一時は昏睡状態に陥っていたアヤックスのモロッコ系オランダ人、アブドゥルハーク・ヌーリが飛躍的な改善を見せている。

アヤックスのMFは家族との会話の応じるまでに回復しており、その様子をヌーリの兄アブドゥラヒムがテレビ番組で説明している。

ヌーリは、2017年夏にオーストリアで行われたプレシーズンのブレーメン戦で心臓発作を起こし病院に緊急搬送された。当時21歳のヌーリは、一命をとりとめたものの、脳に致命的な障害を抱えることになった。

その事故から1年後、ヌーリはこん睡状態から目覚め、2年後には病院を退院。現在は家族による介護を受けながら自宅療養している。

兄アブドゥラヒムは、オランダのテレビ番組『De Wereld Draait Door』で、「病院から家に戻ってきて、状態はだいぶ良くなっている。自分がどこにいるのか理解しているし、家族に囲まれている」と明かしている。

「僕らは彼が病気だと考えないで接している。リビングでフットボールを観戦しているし、彼はそれが大好きだ。時々笑ったりして感情の表現もする。その笑顔が僕らを本当に嬉しい気持ちにさせてくれる」とも付明かしている。

このニュースを何より喜ぶ人のなかにフレンキー・デ・ヨングがいるだろう。デ・ヨングにとってヌーリは、アヤックスの下部組織時代の友人である。デ・ヨングは、FCバルセロナに移籍する前から頻繁にヌーリの元を訪れていた。

また、ローマのジャスティン・クライファートもヌーリとアヤックス時代にプレーしており、このニュースを喜んでいることだろう。