ポルトガル・マデイラ島のクラブ、CDナシオナルのユースチームでゴールキーパーを務めるフィリペ・ゴンカルベスが、このロックダウン中にクリスティアーノ・ロナウドとトレーニングを共にした事を『A BOLA』に語っている。

新型コロナウイルスの影響もあり、故郷マデイラ島で隔離生活を過ごしていたユヴェントスのFWは、幼少期プレーしたCDナシオナルの会長へ電話をして、同チームの競技場を貸しきり、個人トレーニングを行っていた。

その際、フィリペ・ゴンカルベスは、チーム関係者から電話で起こされ、スタジアムでトレーニングをするように伝えられたという。

ゴンカルベスがスタジアムに到着すると、そこには「あのクリスティアーノ・ロナウド」がおり、「信じられないほど驚いた。夢のようだった」と回想している。

トレーニングは計10回行われ、その内の7回はロナウドとゴンカルベスのみの1対1のトレーニングだったようだ。

「僕達は仕上げの練習をサポートした。ロナウドはランニングや筋力トレーニングをしていたね。フリーキックとPKの練習もしていた。彼はPKを打つ前にゴールキーパーの動きを観察する方法について話してくれた。でもその話を聞いても、彼のPKを止めるのは予測不可能で難しかった」と説明した。

また、ロナウドのシュートを受けた、ゴンカルベスは「可能な限り、何本かは守れたが、誰も彼のシュートの強さを知らない」と振り返っている。

さらにゴンカルベスは、トレーニング期間のある日、ロナウドと賭けをした時のこと告白し、次のように語っている。

「彼はトレーニングが終わるたびに、クロスバーに5回から10回、ボールを当てていた。負けた人が1ユーロか5ユーロを払うという賭けを彼が提案したんだ。僕は最初の練習で負けた次の日、ロナウドにお金を払った。彼のところに行って『約束の日が来た』と言ったんだ。彼は僕に感謝して微笑みながら、『素晴らしいジェスチャーだ』と言ってくれたよ」

また、ゴンサルベスの説明によると、ロナウドはトレーニングの協力者などには謝礼としてお金を渡していたようだ。
「トレーニングでは、彼は紙幣の札束を持って、一人一人にお礼として100ユーロ(約10,000円)を渡していた。でも僕にとってのインセンティブはお金ではなく彼と一緒にトレーニングを出来たことだったよ」