バイエルン・ミュンヘンのハンス=ディーター・フリック監督もまた、ここ数日で起こっているメッシ-レヴァンドフスキによる論争に頭を悩ませている人物の一人だった。

試合前の記者会見では、チームの状態よりもメッシやバルサについての質問の方が多くなされた。フリック監督はメッシをユニークなサッカー選手と評し、「レヴァンドフスキとメッシを比較することはできない」と論争に決着をつけた。

「ロベルトは世界的なサッカー選手である。ゴールを保証し、それらを準備する選手。メッシは近年の世界最高の選手であり、これまでにないような例外的な選手であり、我々は将来的に彼のような選手を見られるかどうかは分からない」

これまでにも多くの戦略家がメッシ対策を講じてきたが、フリックにも同様の質問が飛んだ。案の定、バイエルンの監督は詳細には触れず「彼を止める方法は調べたが、ここで説明することではない」と述べた。

「彼はワールドクラスの選手で、どうやって彼にプレーさせないかを考えてきた。大事なのは、彼にプレッシャーをかけるためにチームとしてプレーすることで、彼の中にある全てのサッカーができないようにすること」

そしてフリックは「我々はメッシに対するバイエルンの話をしているのではなく、バルセロナに対する話をしている」と、メッシに関する質問に終止符を打った。

他の監督やバイエルンの側近とは異なり、この監督はバルサを非常にリスペクトしている。「バルセロナは長年サッカー界を席巻してきたチームだからね。多くのコーチやチームがサッカーを理解する上で刺激を受けている。その意味では、ラ・マシアは素晴らしい例だ。メッシ以外にも彼らには素晴らしい選手がいる」

キケ・セティエンが監督を務めるチームとの準々決勝は、細かい部分で勝敗が決まるだろう。ドイツの監督は勝ち上がるための要因として「運」も必要だとしている。

「2つのトップチームが集まれば、運が決め手になることもあるだろうが、自分たちの運は自分たちで作りたいし、それは自分たちのゲームや自分たちの武器を貫き通すことを意味している」

また、バイエルンの監督はチアゴ・アルカンタラについても言及。彼が育ったクラブとの試合であり、バイエルンの選手としての最後の試合になる可能性もある。

数日前にチアゴの去就を惜しんでいたフリックは、バルサ戦から注意を逸らすことはしたくなかった。「今は集中力をこの試合だけに向けている。次に何が来るかは重要ではない。チアゴだけの特別なゲームではなく、我々全員にとって特別なゲームなんだ。最高のものに対して自分自身を測ることが、チームとしての成長に繋がる」