カブス今永昇太投手は18日(日本時間19日)、本拠地でのパイレーツ戦に今季9度目の先発登板。7回88球を投げ、4安打7奪三振1四球無失点の快投を見せた。

■勝利投手逃すも7回無失点

驚異の防御率0点台をキープする今永はこの日もパイレーツ打線を相手に凡打の山を築く。4回に初めて安打を許したが、味方打線の援護がないなかでも粘り強く投げ、7回を88球無失点で投げ抜いた。

9回にカブスが決勝点を奪いサヨナラ勝ち。今永は勝利投手こそ逃したものの、デビューから9試合先発した段階で、防御率は0.84となった。

この今永の投球には各メディアから絶賛の声が寄せられ、MLB公式のX(旧ツイッター)は「ショウタ・イマナガが防御率を0.84に下げる。これは防御率が公式に認められるようになって以来(1913年以降)開幕投手以外の投手による9登板の最低記録」と投稿した。

また、米データサイトの『Codify』もこの記録を取り上げ、1981年に新人王とサイ・ヤング賞をダブル受賞したフェルナンド・バレンズエラ氏(元ドジャース)の「0.91」を現時点で上回ってると紹介。 時期尚早ではあるものの、序盤戦の今永の投球はそれだけのインパクトを与えている。

メジャーでのデビューシーズンをこれ以上ない形で過ごす今永。30歳ルーキーの快投はどこまで続くのか。