アサヒビール「ザ・リッチ」販売好調で年間目標を上方修正

アサヒビールが3月17日に発売した新ジャンル「ザ・リッチ」の販売数量が、年間販売目標(400万ケース)の5割となる200万ケースを突破した。販売好調を受け、年間販売目標を当初計画比の2倍となる800万ケースに上方修正する。

※新ジャンル=第3のビール。ビール・発泡酒以外のビールテイスト飲料。

同社では好調の要因として、
▽発売後4週間に実施した調査では、「飲用後の満足度」「継続飲用意向度」の数値が高く、「既存の新ジャンルにない高級感や贅沢感がある、おしゃれ」「日常のちょっとしたご褒美に良い」といった評価で「プレミアムビールのうまさを目指した新ジャンル」というコンセプトが受け入れられている。

▽TVCMでは、俳優の竹野内豊さんを起用し「ライバルは、プレミアム。」というメッセージで、コンセプトを分かりやすく訴求。同社新ジャンル商品の発売後1カ月での過去最高のCM出稿量で、商品の認知度向上に寄与している。

▽SNSなどデジタルを活用した販促や広告活動にも注力しており、発売後2カ月のデジタル関連投資は同社として過去最高となる見込み。知名度の高いTV番組とタイアップしたクイズ形式のTVCMを放映し、その答えを自社Twitterアカウントに配置するなどデジタルと連動した相乗効果で、Twitter内のCM動画再生回数が1000万回超え、大きな反響を得た。

▽4月に実施した調査によると、新型コロナウイルス感染拡大に伴う影響で、約9割が「不要不急の外出を減らす」、約7割が「不要不急の支出を抑える」と回答している。外出自粛や節約意識の高まりから、直近のビール類市場は、家庭内での新ジャンルの消費が堅調に推移している。
――ことを挙げる。

今後の活動は
▽夏場の最盛期に向けて、6月からは全国5万人規模のサンプリングを実施するとともに、「ザ・リッチの限定デザイン商品が絶対もらえるキャンペーン」を展開する。
▽引き続きTVCM展開やSNSなどデジタルを活用した販促・広告活動などを積極的に展開することで、ブランドの認知拡大や飲用喚起を図り、上方修正した年間販売目標800万箱の達成を目指す。
――としている。

〈酒類飲料日報2020年5月11日付〉