令和2年3月 冷凍果実輸入量

〈「その他」でイタリア、トルコが伸長〉
財務省がこのほど発表した2020年3月の冷凍果実輸入高は数量ベースで7,977tとなり、前年比5.6%減と5カ月ぶりの前年比マイナスとなった。前年(33.8%増)の反動影響が大きい。主要品目の対多数が前年を大幅に下回った。

一方で中国からの輸入量は前月比32.9%増の伸長。4カ月ぶりの前年比プラスとなった。前月に新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中国からの輸入量は4割減と落ち込んでいた。その反動影響があった。

品目別に見ると、最大品目である無加糖ストロベリーは15.9%減。前年(56.1%増)の反動もあり、4カ月ぶりの前年比マイナスとなった。そのうち中国は3.6%増と5カ月ぶりのプラス。一方でエジプトは58.7%減と5カ月ぶりに前年を下回った。前年(7.6倍増)の反動がある。モロッコは6.7倍増と堅調。ペルーは当月170tと伸長を継続している。

加糖ストロベリーは13.8%減と3カ月ぶりのマイナスとなった。前年(46.2%増)の反動が大きい。そのうち中国は38.9%増と7カ月ぶりのプラスとなった。ペルー(3.2倍増)、米国(12.5%増)といずれも堅調だが、前月牽引したチリが73.5%減と反動減が見られた。

無加糖ベリーは11.1%減と7カ月ぶりのマイナスとなった。前年(23.1%増)の反動もある。トップシェアのカナダは3.1%増と2カ月連続プラス。米国は54.5%減と前年(3倍増)の反動もあり3カ月ぶりのマイナス。チリは3割減とマイナスに転じた。一方スウェーデンが2倍増となった。

無加糖パパイヤ・マンゴーは14.1%減と2カ月ぶりにマイナスに転じた。トップシェアのペルーは24.8%減と前年(6割増)の反動もあり2カ月ぶりのマイナス。タイも6.5%減とマイナスに転じた。一方でベトナムは4.2%増とプラスに転じた。

無加糖ラズベリーは42.9%減と3カ月ぶりのマイナス。チリが3割減とマイナスに転じ、セルビアも63.5%減と3カ月ぶりのマイナスとなった。デンマークが4倍弱に増加した。

無加糖パイナップルは61.2%減と2カ月ぶりにマイナスに転じた。コスタリカが74.2%減、タイが84.7%減と落ち込んだ。他方フィリピンは3.1%増、ベトナムは68.2%増と伸長した。

「その他」ではイタリア(2.7倍増)、トルコ(5.9倍増)が目立った動きとなっている。

〈冷食日報2020年5月11日付〉