〈主要品目は軒並み減少 インゲン、混合野菜が伸長〉
財務省が6月26日発表した2020年5月の通関実績によると、冷凍野菜輸入量は前年比6.6%減の8万3,432トンと3カ月ぶりに前年を下回った。

3月、4月と月間10万トンを超えた調整局面とみられるが、コロナ禍による国内需要の動向が影響してきた可能性がある。金額ベースでは10.2%減となり、平均キロ単価は181.2円で、3.9%下落した。中国産は合計3万3,932トン、5.8%減で、3カ月ぶりに前年を下回った。

輸入品目別に見ると、ポテトは8.9%減の3万578トン。トップシェアの米国は9.4%減で2カ月連続のマイナスとなった。カナダは60.5%減、4カ月連続マイナスとなった。欧州ではベルギーが69.2%増と伸長、2カ月ぶりの増加となる。オランダは0.7%増で微増ながら2カ月連続のプラスとなった。前月まで2カ月連続で大幅伸長していた、中国は17.5%減と3カ月ぶりのマイナスとなった。平均単価は133.8円で前年比7.7%下落した。

枝豆は9.4%減と3カ月振りのマイナスとなった。トップシェアの台湾は1.8%減で9カ月ぶりのマイナスとなった。タイは8.4%減と2カ月連続マイナス。中国は23.8%減、2カ月ぶりに再びマイナスに転じた。

ブロッコリーは8.5%減と3カ月ぶりのマイナスとなった。中国が27.0%減とマイナスに転じた。エクアドルは7.2%増と再びプラスに転じた。数量規模は小さいが、グアテマラが6.7倍増となった。

ほうれん草は2.9%減と3カ月ぶりのマイナスとなった。首位の中国は4.7%減と2カ月連続のマイナス。ミャンマーも2.0%減とマイナスに転じた。台湾は前年に7割以上減少した反動もあり、当月は2.2倍になった。

コーンは5.9%減と2カ月連続マイナスとなった。トップシェアの米国が7.8%減とマイナス基調が続いた。中国も7.7%減とマイナスに転じた。一方で2位のタイは24.9%増、新興のハンガリーは44.5%増と伸ばしている。主要品目の大部分が前年割れとなる中、いんげんは17.8%増と2カ月連続で前年を上回った。首位の中国が6.5%増と3カ月連続のプラス。2位タイも28.1%増とプラスに転じた。ベルギーは前年74.5%減の反動もあり、2.8倍、ポルトガルも3.2倍に伸長した。

混合野菜も48.1%増と伸長した。前年大幅減(27.4%減)の反動影響もある。中国が77.9%増と牽引したほか、米国が43.8%増と伸長した。NZは2.3倍と前月に引き続き2倍以上の増加となった。ベルギーは半減、ベトナムは当月実績なしでブレーキとなった。

〈冷食日報2020年6月29日付〉