丸美屋・阿部豊太郎社長

丸美屋食品はこのほど、都内で春のふりかけキャンペーン抽選会を開き、席上、阿部豊太郎社長は2020年1月から5月までの概況を報告した。

「コロナ特需により、日持ちのする加工食品の需要が急増し、現場には過度な負担がかかり、応援要員の派遣や土日出勤等で対応にあたった。加工食品の需要が高まっているとのことで、医療従事者や学童保育、幼稚園、保育所などへ商品を届けた。今後も引き続き新型コロナウイルスへの対応に努めるとともに、堅実な事業活動を続けていく」と阿部社長。

今年1月〜5月の実績(出荷ベース金額)は前年を9%強上回って推移した。新型コロナウイルスの影響で内食需要が増えたため。内訳は1〜4月が前年比14%増、5月は9%減だった。4月単月は23%増、2〜3月は10%台の増加となったが、5月は家庭内在庫が膨らみ落ち着いた。

今年1〜5月の主要カテゴリー別実績は、ふりかけは周年施策を打った「のりたま」が16%増、「のりたま」を含むふりかけ基幹5品は12%増、中華12%増(うち麻婆豆腐の素11%増)、釜めしの素16%増(うちとり釜めしの素17%増)、キャラクター31%増と軒並み2桁増。

その一方、「混ぜ込みわかめ」は前年割れで推移した。1〜4月は前年並みだったが、5月は5%減となった。休校や行楽機会の消失で弁当需要が減ったためとみられる。

新商品では、「ペパたま」が1.5億円、のりたま60周年企画品(7種)が1億円と好調な売れ行きだ。現在では一部商品の休売を解き、ほぼ平時に戻している。

「下期も例年に比べて内食の堅調な推移が見込まれるため、このままの推移を維持すれば年初計画を達成できそうだ。内食化傾向が続くとはいえ、雇用状況が悪く収入減が見込まれるなかでは、生活防衛モードが続くと予想される。加えて、デジタル化が一層進むことを想定のうえ対応を進めたい。在宅時間の増加等を背景に、当社の消費者キャンペーンの応募数も増えた」(阿部社長)。

今年33回目を迎えた春のふりかけキャンペーンは、オープン懸賞とクローズド懸賞の2方式で実施。今年は、クローズド懸賞の総応募数が過去最高の60万通(前年比28%増)となった。うち1コースのフライパン5点セットは 40万3000通(38%増)、2コースのマルチホットプレート は19万7000通(11%増)。

オープン懸賞は126万4000通(6%増)だった。うちAコースの現金50万円が100万7000通(3%増)、Bコースの人気家電5点セットが25万7000通(19%増)で、応募総数は186万4000通(12%増)だった。