記録的な豪雨となった九州、岐阜県、長野県における本紙「大豆油糧日報」関連の被害状況をまとめた。

〈JA全農〉
九州における大雨、氾濫による大豆への影響については、調査段階にあり現時点で被害状況は見えていないとした上で、「九州地方はちょうど今頃が播種の適期にあたり、大雨が発生した時点で播種はそこまで進んでいない状況だった。今回の断続的な大雨により、播種作業の遅れが懸念される。今後水がはけて、今月中旬頃までに播種できれば良いが」と、今後の動向を注視している。

さらに、岐阜における大雨の影響に関しても、まだ全容はつかめていないとする。「東海地方もあまり播種が進んでいなかったようだ。そのため、今月が終わった段階で、大豆への影響度合いが見えてくるのではないか」としている。

〈全国味噌工業協同組合連合会〉
長野県における昨晩の豪雨による被害状況を聞いたところ、組合員における被害は今のところ出ていないとのことだった。それ以前の九州地方を襲った豪雨では、みそ蔵と自宅が完全浸水してしまったのは2件で復旧の目処は立っていないという。加えて、床上浸水が1件、床下浸水が1件となっており、こちらも復旧の目処が立っていない。また、岐阜県の高山市は確認が取れていない状況となっている。なお、被害者は出ていないとのことだった。

〈納豆連〉
7月8日時点で、熊本、鹿児島、大分の会員企業から、工場・社屋の被害報告は入っていない。しかし、道路の冠水により物流面で影響が出ているもようだ。

〈全国豆腐連合会〉
熊本における被害が深刻とのこと。情報収集に努めているものの、まだ被害の詳細はつかめていないとする。

〈日本豆腐協会〉
7月8日午前10時時点で、九州、東海地方の会員の状況をヒアリングしたところ、丸美屋(熊本県玉名市)の従業員1人が被災したとの報告が入っているが、そのほかの会員では設備、人的な被害はなかったとする。一部で物流に影響があったが、徐々に復旧しているとの報告もある。

〈製油メーカー〉
理研農産化工(福岡市東区)は7月9日時点で本社や工場、従業員への被害は出ていないとしている。

〈大豆油糧日報2020年7月10日〉