2020年上半期(1〜6月)冷凍果実輸入高/財務省

財務省がこのほど発表した2020年上半期(1〜6月)の冷凍果実輸入高は数量ベースで4万1,914tとなり、2019年比2.4%減と上半期としては4年ぶりに前年を下回った。金額ベースでは2.3%減の130億7,029万円となり、1kg当たり単価は平均311.8円で0.2%高と僅かながら、5年ぶりの上昇となった。中国産は合計1万0,115tで前年比7.5%増と3年連続の増加。中国産の平均単価は258.9円で前年比5.0%安と下落に転じた。

品目別に見ると、無加糖ストロベリーは4年ぶりにマイナスに転じたものの、3年連続最大品目となった。トップシェアは3年連続でエジプト(3,335t)。ただし上半期の大幅増が続いていたが、当年は42.4%減と4年ぶりのマイナスとなった。中国は17.9%増と伸長し3,128t。チリは12.9%増とプラスに転じた。モロッコは56.9%増と3年連続大幅増が続いた。

無加糖ベリーは4.5%増と上半期として2年ぶりに前年を上回った。トップシェアのカナダが3.6%減と2年連続マイナス、2位の米国も2.2%減と3年ぶりのマイナスとなったが、チリが11.9%増と2年連続プラス、ラトビアとスウェーデンも大幅に増加した。平均単価は342.7円で前年比2.1%安と3年ぶりの下落。

加糖ストロベリーは2.1%増と上半期として3年ぶりのプラス。中国が11.5%増と4年ぶりのプラス。2位のチリは12.7%減と3年連続マイナスとなった。米国は15.3%増と4年連続プラス、ペルーが5割増と伸長した。平均単価は274.0円で前年比7.6%安となった。

無加糖パパイヤ・マンゴーは20.2%減、上半期として3年ぶりに前年を下回った。トップシェアのペルーが38.7%減、ベトナムも3.1%減と、ともに前年大幅増の反動もあり2年ぶりにマイナスに転じた。タイは8.3%増と前年(2割減)からやや回復。メキシコとフィリピンはいずれも3年ぶりのマイナスとなったが、コロンビアが上半期337tと新規に存在感を見せた。平均単価は384.3円で10.5%高。単価の高いタイ、コロンビアの増加が影響した。

無加糖パイナップルは28.3%減と2年連続のマイナス。コスタリカは1.0%増とプラスに転じたが、フィリピンは30.0%減、タイも58.6%減とともに大幅減に転じた。前年大幅増となったベトナム、グアテマラはそれぞれ8.6%減、72.9%減と反動減となった。平均単価は230.2円で36.8%安と大幅に下落した。

無加糖ラズベリーは16.1%増と伸長した。チリは7.1%減とマイナスに転じたが、セルビアが8.1%増、NZも2.7倍に伸長、米国も2割増となった。無加糖モモ・ナシは9.1%増と上半期として5年連続で前年を上回った。加糖品も2.5倍増と増えている。

〈冷食日報2020年8月11日付〉