次の質問の答えとして、正しいものを選んでください。

和菓子のなかでも人気の「饅頭」。「頭」という字がつくのはなぜ?

〇 食べると頭が冴えるから
〇 人の頭の代わりに作られたから
〇 頭のように丸いから

答えはこの下
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【A】人の頭の代わりに作られたから


解説

饅頭は、日本では主に甘い和菓子のことだが、中国では小麦粉を丸くしてふかした蒸しパンのことを指す。

『三国志』で有名な諸葛亮孔明(しょかつりょうこうめい)が、雲南へ遠征したとき、濾水(ろすい)という急流に進軍を妨(さまた)げられた。

孔明が「この川をわたる手段はないのか」と聞いたところ、ある者が「わたるには四十九人の兵士の頭と牛羊を供えなければならない」といった。

他の武将なら、ためらわずに四十九人の兵士を生贄にしただろうが、孔明はそうしなかった。羊や豚の肉を小麦粉に練り込み、人の頭の大きさにつくったものを祭壇に供えたのである。すると、不思議なことに濾水の流れが穏やかになり、川をわたることに成功したという。

これ以降、中国では小麦粉を練った食べ物のことを「蛮頭(マントウ)」と呼ぶようになった。ただ、蛮という字が食べ物にそぐわないので「饅頭」に変化した。

ちなみに、日本に饅頭が伝来したのは南北朝時代の初期といわれている。京都・建仁寺の禅師が、元から帰国する際に唐人を連れ帰ったが、その唐人が奈良で饅頭屋を開いた。このときに日本人の好みに合わせ、小麦粉の中に飴を入れた饅頭がつくられたそうだ。