井上理事長(奥)らが出演する小学生向け動画「体育塾」のワンシーン(ファンズアスリートクラブ提供)


 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため外出自粛に協力している子どもたちやお年寄りの体力低下を防ごうと、川崎市宮前区のスポーツクラブが家庭でできるストレッチやエアロビックなどの動画を公開している。担当者は「家庭にいると子どもたちの笑顔も少なくなる。楽しみながら体を動かしてほしい」と呼び掛けている。

使うのはボールやタオル 大人やシニア向けも

 動画を制作しているのはNPO法人「ファンズアスリートクラブ」。普段は所属する体操や陸上などの選手を市内の小学校に派遣し、体育の外部教師として子どもたちの運動能力向上などに努めている。また、総合型地域スポーツクラブ「ファンズスポーツクラブ宮前」を運営。高齢者や障害者、子どもまで参加できるイベントを開催して地域の活性化を図っている。


 市内の小学校などの休校状態が新年度になっても続くことが分かり、3月下旬から健康運動指導士や柔道整復師のスタッフらで動画制作に着手した。小学生向けは「体育塾」のタイトルで、ペットボトルで体幹を鍛えたり、ボールやタオルを使ったトレーニングなど現在までに14本を制作。大人向けは「お家で簡単ストレッチ」「お家で簡単トレーニング」とシニア向けの「スローエアロビック」などがある。

1本2〜4分 「休校中に体力落ちてほしくない」


 それぞれ2〜4分程度でだれでも簡単に取り組める内容。「体育塾」はユーモアを交えて体を動かすことができるように作られている。今後も小学校の休校が解除されるまで週に3本程度を制作していく予定。


 ファンズアスリートクラブの井上秀憲理事長(51)は「私も体を張って笑いを誘いながら出演しています。休校中に子どもたちの体力が落ちてほしくない。お年寄りの健康管理や筋力低下も心配なので取り組んでいます」と話している。


 動画は動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネル「ファンズTV」で配信中。宮前、川崎区役所のホームページでも公開している。問い合わせは、同クラブ=電070(6401)9223=へ。

[元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年4月28日]