新型コロナウイルス感染症から差別や偏見がなぜ生まれるのか。そんなテーマの授業が埼玉県川口市立西中学校であった。日本赤十字社埼玉県支部が企画し、3年生約190人が考えた。

新型コロナの「3つの顔」について学ぶ生徒たち=川口市立西中で


新型コロナの「3つの顔」

 講師は埼玉県支部職員の中野顕彦さん(43)。新型コロナには(1)病気そのもの(2)不安や恐れ(3)差別や偏見−の「3つの顔」があり、「未知の感染症に対して不安を感じ、不安になると自分を守るために誰かを排除してしまう」と指摘した。

 中野さんはこの負のスパイラルを断ち切ることが大切とし、医療従事者やエッセンシャルワーカー(不可欠な労働者)らに敬意を払おうと呼び掛けた。

 授業を受けた北浦友樹さん(14)は「ツイッターで感染者への攻撃的な投稿をよく見る。差別をなくすため自分にできることを考えたい」と話した。川口市立西中学校は今後、さいたま赤十字病院の医療従事者に感謝の手紙を送るという。