ここ数年、世界中で建設ラッシュを迎えているウェイブプールですが、一般利用向けの商業施設としてはアメリカやイギリス、オーストラリアでの建設が目立ちます。

現時点で開業済みのものだけでも、イギリスではウェイブガーデン社の造波装置を使用したウェイブプールがブリストルとウェールズの2ヵ所、アメリカはAmerican Wave Machines社の造波装置を使用したウェイブプールがテキサス州とニュージャージー州の2か所にあります。

また、サーフィン大国オーストラリアでも活発な動向が見られ、今年頭にオープンしたアーバンサーフに続き、国内初となる造波装置メーカー・サーフレイクスの参入など盛り上がって来ています。

では、今やメンズのコンテストシーンにおいて圧倒的な強さを見せるブラジルはどうでしょうか?サーフィンはサッカーに次ぐ人気スポーツということで、開発業者が見逃すわけがありません。

昨年、造波装置のリーディングカンパニーであるウェイブガーデン社が、ブラジル・サンタカタリナ州ガロパバで「サーフランドブラジル」の建設計画があることを既に発表しています。

そして、先月末、ライバルとも言えるAWM社が、ブラジルのサンパウロ近郊で同社の造波装置「パーフェクトスウェル」を使用したウェイブプール建設計画の全貌を発表し、注目を集めています。

注目を集めている理由として、造波装置はテキサスのBSRサーフリゾートと同じパーフェクトスウェルを使用しますが、ウェイブプールの大きさがBSRの約2倍と公表されたためです。

波の詳細は正式には発表されていませんが、豪Stab誌のインタビューに「このプールのサイズなら20秒近いライディングが可能」「BSRより70%長い波になる」「6フィートの波」などと回答していて、期待も高まります。

ちなみに、同ウェイブプールは「Boa Vista Village(ボア・ヴィスタ・ヴィレッジ)」プロジェクトの一環として建設され、全体像としては超高級な一大リゾート。

ウェイブプール以外には、18ホールのゴルフコース、国際トーナメントの開催可能なテニス場なども建設予定で、極めつけは住居スペースも設けられるという点。全てが揃った環境におけるレジデンススペースということで、高所得者を対象にしているとのことです。

サーフランドブラジルもまた高級コンドミニアムを建設予定なので、ブラジルのウェイブプールは富裕層をターゲットにしたアクティビティとして発展していくのかもしれない点が興味深くもあります。

American Wave Machines公式サイト:https://www.americanwavemachines.com/

(World Surf Movies)