けさ(7日)は、高知県や徳島県、奈良県などでは1時間に50ミリ以上の滝のような雨の降った所があります。このあとも、九州から北海道の広い範囲で、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降りそうです。道路の冠水や低い土地の浸水などご注意ください。

四国など局地的に滝のような雨

けさ(7日)は、台風本体や周辺の湿った空気の影響で、奄美や九州南部、四国から関東の太平洋側を中心に雨の降っている所があります。また、前線の通過に伴い、北海道の東部でも雨が降っています。

午前9時までの1時間降水量は、奈良県下北山村で53.0ミリ(〜4:40)、高知県馬路村魚梁瀬(やなせ)で52.5ミリ(〜7:34)、徳島県上勝町福原旭で52.5ミリ(〜7:44)など、滝のような激しい雨の降った所があります。(数値はいずれもアメダス速報値)

午後は広い範囲で激しい雷雨に注意

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きょう7日(月)は、台風本体や台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、九州から東海、関東では、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降るでしょう。短い時間に激しい雨が降るため、道路の冠水や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫にご注意ください。

北陸から北海道も、所々で雨や雷雨がありそうです。晴れ間がでても、天気の急な変化に注意が必要です。

上流の局地的な大雨を知るには

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局地的な大雨によって、危険な状態になるのは、自分のいる所に雨雲がかかる場合だけではありません。川の上流で局地的な大雨が発生すると、雨が降っていない下流でも、被害が発生する恐れがあります。

上流の局地的な大雨を知るポイントは3つ。1つめは、川の水かさが急に増えること、2つめは、川の水が濁ること、3つめは、木の枝などが流されてくることです。また、サイレンはダムを放流する合図なので、川のそばにいて、サイレンを聞いた場合も、必ず川から離れてください。

川のレジャーを予定されている方は、上流の天気も雨雲レーダーで、「今、どこで雨雲が発達しているのか」とい実況や、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想を確認すると安心です。