きょう8日(金)午後2時30分現在、関東地方は雨がやんだり弱まったりしている所が多いですが、南の海上から発達した雷雲や雨雲が迫ってきています。今夜にかけて再び雨の降り方が強まる所があるでしょう。帰宅時は道路の冠水などに注意を。記録的な大雨となっている千葉県では少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

雨のピークいったん過ぎるも 南海上に発達した雨雲

画像A

きょう8日(金)、関東地方は台風13号の北上に伴って、午前中を中心に発達した雨雲がかかり、千葉県では記録的な大雨となっています。

午後2時30分現在、強雨エリアは茨城県にうつっており、茨城県でも土砂災害警戒情報が発表されている所があります。

一方、千葉県など、そのほかのエリアでは雨がやんだり弱まったりしている所が多いですが、南の海上から発達した雷雲や雨雲が迫ってきています。

今夜にかけて局地的に雨脚強まる

関東地方は今夜にかけても雨雲のかかりやすい状態が続き、再び雨の降り方が強まる所があるでしょう。帰宅時間に非常に激しい雨が降って、道路が冠水することも考えられます。雨雲レーダーなど、気象情報をこまめに確認するとよいでしょう。

記録的な大雨となっている千葉県では、少しの雨でも土砂災害や河川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。このあとも自治体からの情報を確認してください。

冠水道路は危険 車での走行は避けて

画像C

大雨により冠水した道路は危険です。冠水した道路の水位は見た目には判断できません。まだ、たいしたことはないと思っても、危険な深さになっている場合があります。

浸水による車への影響は、車の形や設計により異なりますが、一般的にタイヤの高さの半分を超える深さの水の中を走行すると、エンジンや電気系統に異常が生じ、走行不能となるおそれがあります。タイヤが完全に水没すると、車体が浮いて移動が困難になります。さらに、水深がドアの下にかかると、車外の水圧により内側からドアを開けることが困難となり、ドアの高さの半分を超えると、内側からほぼ開けられなくなります。水深がもっと深くなったり、流れが速くなったりすると、車ごと流される場合もあります。

車を運転中に大雨に遭遇した場合は、できるだけ低い場所を避けて運転してください。特にアンダーパス(立体交差で、鉄道や道路の下を通る掘り下げ式の地下道)は危険ですので、近づかないようにしましょう。万が一、冠水した道路で自動車が動かなくなった場合には早めに脱出することが重要です。