向こう1か月の北海道は、平均気温は期間を通すと平年並みか高いですが、1週目は平年並みか低く、その後は平年並みか高い予想で、寒暖差が大きくなりそうです。降水量や日照時間は平年並みですが、冬型の気圧配置の影響が弱く低気圧の影響を受けやすい日もあり、今週末は荒れた天気となる恐れがあります。

1週目(3月2日〜3月8日) 2日は荒れた天気で真冬並みの寒さの所も

この期間の道内は、日本海側は曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側やオホーツク海側は低気圧の影響を受け平年よりも晴れの日が少ないでしょう。2日の道内は各地で風雪が強まり、日本海側を中心に荒れた天気になる恐れがあります。また、気温はマイナス3度前後と、真冬並みの厳しい寒さとなる所もある見込みです。3日以降も気温は平年並みか低く経過する見込みです。稚内や網走など、道北やオホーツク海側は、真冬日の日が多くなりそうです。

2週目(3月9日〜3月15日) 変わりやすい路面状況に

画像B

この期間の道内は、天気は各地とも平年と同様で、日本海側は曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側やオホーツク海側は晴れの日が多くなるでしょう。気温は全道的に平年並みか高く経過する見込みです。日中はほぼ全道でプラスの気温ですが、朝晩は氷点下となるため、路面状況が変わりやすくなります。札幌市消防局の「雪道の自己転倒の統計」によると、3月は真冬と比べると転倒事故は減る傾向ですが、ここ数年は3月にも重症の転倒事故が札幌市内でも発生しているようです。雪や氷で覆われる所は徐々に少なくはなりますが、転倒事故にはまだまだ注意が必要な時期です。

3〜4週目(3月16日〜3月29日) 急な雪解けや寒暖差に注意

この期間の道内は、天気は各地とも平年と同様で、日本海側は曇りや雪または雨の日が多く、太平洋側やオホーツク海側は晴れの日が多くなる見込みです。気温は全道的に平年並みか高く経過し、低気圧が接近すると、雨となる機会も増えてくるでしょう。急な雪解けに注意が必要ですが、低気圧の通過後は一時的に寒気が流れ込み、日々の寒暖差が激しくなります。新年度を前に、体調を崩さないよう注意が必要となりそうです。