ロジャー・フェデラー(スイス)が毎年4月にドイツ/ミュンヘンで開催されるBMWオープンに出場したのは、2003年の1度だけ。当時21歳だったフェデラーは、シーズン初となるクレーコートの大会出場にBMWオープンを選んだ。

前年の2002年、フェデラーはドイツ国際オープンで優勝し、クレーコートでも戦えることを証明した一方、同年の全仏オープンでは1回戦で敗退。最も得意なサーフェスではないことは明らかだった。

しかし、フェデラーはBMWオープンで1セットも落とすことなく優勝。フェデラーは2003年度に7回優勝したが、その内の3回目の優勝だった。

ATPによると、決勝でヤルコ・ニエミネン(フィンランド)を下したフェデラーは当時「クレーは得意なコートというわけではない。トレーニングして数週間でここまでやれたことに驚いているよ」と話した。

■フェデラーのBWMオープン優勝への道のり(2003)
●1回戦:ジェリコ・クラヤン(クロアチア) 6-4,6-3
●2回戦:ラーモン・スロイター(オランダ) 6-4,6-3
●準々決勝:ミハエル・ユーズニー(ロシア) 6-2,6-3
●準決勝:ステファン・クーベック(オーストリア) 6-2,6-1
●決勝:ヤルコ・ニエミネン(フィンランド) 6-1,6-4

準々決勝から決勝までの間にフェデラーが落としたサービスゲームは、わずか2回のみ。そのどちらもニエミネン戦だ。フェデラーはリターンゲームでもポイント獲得率54%と高い数字を維持し、ストレートで勝利した。

ニエミネンは「ロジャーにおめでとうと言うよ。この1週間、ロジャーはナンバーワンのプレイをしていた。試合はタフだった。チャンスを掴むにはすべてのポイントで良いプレイをしなければならなかった。今日の僕は1度もチャンスを握れなかった」と試合を振り返った。

(選手コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/roger-federer-munich-2003-title)