プロのテニス選手が孤独なツアー生活を送る中でのちょっとした困難や気苦労について語るサイト「ビハインド・ザ・ラケット」に、マルコ・チェッキナート(イタリア)が寄稿した。

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17歳の時、僕は人生の岐路に立たされた。

生まれ育ってきたシチリア島のパレルモに住み続け、このままここでテニスをするのか、それともどこか別の地で新しい目標とモチベーションを見つけるのか。

僕は別の地に行くことを選んだ。カルダーロに移住することにしたんだ。イタリア北部にある小さな町だ。

そこで、コーチであるMassimo Sartori氏と、まだ若かったアンドレアス・セッピ(イタリア)と一緒に暮らすことになった。

これが、僕のプロテニス選手人生の始まりだ。

はじめの数カ月は辛かったよ。

カルダーロはイタリアアルプスのへんぴなところにある小さな町で、いつも寒くて雨の多い場所だった。ほとんどの人がドイツ語を話すし、内向的な人ばかりで、今まで住んでいた場所とは何もかも正反対だった。パレルモはビーチに面した広くて日当たりのいい町だ。

僕は一人っ子で、両親の愛情を独り占めし、いつも僕が1番に優先されていた。カルダーロでは料理、掃除、洗濯、なんでも僕一人でやらなくてはならなかった。友達もいなかったし、僕がすることといえばトレーニングとすべてをテニスコートに捧げることだけ。

この経験は、僕がプロテニス選手になるにあたってとても重要だった。

Sartoriは今現在の僕、プロテニス選手としての僕をつくりあげてくれたんだ。

(選手コメント引用元:https://www.behindtheracquet.com/#/marco-cecchinato/)