グランドスラム史上最も記憶に残る試合の1つが、2003年のウィンブルドン1回戦、イボ・カルロビッチ(クロアチア)対レイトン・ヒューイット(オーストラリア)戦だ。

当時24歳のカルロビッチの世界ランキングが203位だったのに対し、ディフェンディングチャンピオンとして出場したヒューイットの世界ランキングは1位と、差は歴然だった。

2人がセンターコートに立ったのは午後1時。その3時間後、ヒューイットの連覇の夢はカルロビッチが1-6,7-6(5),6-3,6-4で勝利したことにより破れた。

ディフェンディングチャンピオンが1回戦で敗退したのは、126年の歴史上、1967年にチャーリー・パサレル(プエルトリコ)がマニュエル・サンタナ(スペイン)を破った時以来2回目のことだ。

当時のカルロビッチはツアーレベルの大会で4勝しかしておらず、TOP100選手には1回勝利したのみ。予選2回戦でホアン・パブロ・グスマン(アルゼンチン)と対戦したが、あと2ポイントで敗退という窮地に追いやられ、本選出場すら危ない状況だった。

ATPによると、カルロビッチ「先週、ヒューイットのプレイを見たけれど、何も特別なものを感じなかった。勝つ準備はできていた。第1セットは少し恐れがあったが、勝てると思えてからはどんどん僕のプレイが良くなっていった」と試合を振り返った。

(選手コメント引用元:https://www.atptour.com/en/news/flashback-karlovic-hewitt-2003-wimbledon)