結成15周年を迎えたロックユニット“GRANRODEO”のボーカル・KISHOW(谷山紀章)とギタリスト・e-ZUKA(飯塚昌明)がパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて」。4月28日(火)の放送では、外出自粛中にこそ聴きたい、“アットホーム”な癒しの曲をセレクトしました。

パーソナリティのGRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)



リモート収録でお届け中の「まだまだハト火」。この日は、KISHOWが「このラジオで1番楽しみな企画」だという「ハートに火がつく、プレイリスト!」をお届けしました。毎回、お題に沿った楽曲をSpotifyからセレクトし、Spotify上の「ハートに火がつくプレイリスト」をどんどん更新していきます。

気になるお題は、“アットホーム!” 今の時期だからこそ聴きたい、おうち時間にぴったりな、ふたりが思い入れのある洋楽が選曲されました。

【KISHOWが“アットホーム”を感じる曲】
「House at the End of the Road」(イーグル・アイ・チェリー)

KISHOW:(イーグル・アイ・チェリーは)20年以上、デビューアルバムから聴いている人で、ドン・チェリーというジャズ・ミュージシャンの息子さん。ずっと好きで、2018年のアルバム『Streets of You』のなかで1番好きな曲がこれ。今回のテーマに合っているっぽいんです。たぶん、和訳すると、“旅路の果てにおうちにたどり着く”みたいな。自分のルーツに……ということだと思うんですけど。

e-ZUKA:初めて聴きました、イーグル・アイ・チェリー。イーヅカ・アイ・チェリーだったら知ってるんですけど(笑)、イーヅカ・アイ・チェリーよりも全然いいですね。

KISHOW:俺はイーヅカ・アイ・チェリーを、逆に聴いてみたいけどね(笑)!!

e-ZUKA:(聴くと)おうちに帰りたくなるよね、懐かしい感じ。いいですね、訥々(とつとつ)とした感じ。

KISHOW:これが2年前、本当に最近なんだけど……1周、2周していい。誰かっぽいとか、あの人っぽいと言われることを、いろいろなアーティストは背負わなきゃいけないじゃないですか。でもあえて、ど真ん中のアコースティックギターとノスタルジーな郷愁と、自分の枯れた声で勝負してくれているのが、いいなぁ。

――さまざまな血が混じったヨーロッパのアーティストの曲だというのも、KISHOWの琴線に触れたようです。

KISHOW:さっき調べたら、出身がスウェーデン。たぶん、アフリカン・アメリカンの血も入っていらっしゃる。国際的な血の持ち主であることが、音楽性にもひょっとしたらあるのかな? ずるいよね。俺たちみたいに島国一色の人からすると。もちろん(日本にも)いろいろな音楽は入ってくるけど、こういう(国際色豊かな)アーティストがアットホーム……“おうちに帰ろう”と言うと、意味合いが深そうだよね。

e-ZUKA:そうですね、ダブルミーニングとかあるのかね?

KISHOW:たぶん、あるんだろうね。我々と違って血が何種類も入っているから。人生観、国際的な観点も違うだろうし。余計に色濃く、いいなと思っちゃうわけです、アットホームというテーマだと。

【e-ZUKAが“アットホーム”を感じる曲】
「My One and Only Love」(リッキー・リー・ジョーンズ)

e-ZUKA:あまり知られてないかもしれないですが、僕、音楽家なんですよ(笑)。だから、“勉強耳”で(音楽を)聴いちゃう。“今のフレーズかっこいいなぁ”とか、“今のところはどうなってるんだろう?”とか。くつろげないんですよね、勉強モードに入っちゃうから。

KISHOW:そっかそっか。

e-ZUKA:それで、くつろげて、おうちが1番だと感じる意味では、僕が好きなアルバムで『ポップ・ポップ』というのがあって。リッキー・リー・ジョーンズさん、知ってる?

KISHOW:名前は。でも、ちゃんと聴いたことないね。

e-ZUKA:女性のシンガーソングライターですね。リッキー・リー・ジョーンズは個性的というか、こういう……(ギターを弾きながら)「Chuck E.'s In Love」(邦題:恋するチャック)という曲があって、めちゃくちゃ売れたんです。1979年くらいだと思うけど。

KISHOW:へ〜!

e-ZUKA:今はもうおばあちゃんだけどね。彼女が1991年に『ポップ・ポップ』というジャズのスタンダードをカバーしたアルバムを出したんです。これがめちゃくちゃ良くて。なぜそのアルバムを買ったかというと、大好きなブルースギタリストでジャズ・ミュージシャンでもある、ロベン・フォードさんが参加しているんですよ。

KISHOW:ロベン・フォードさん!

e-ZUKA:しかも、ナイロン弦のガットギターを弾いている。ここは今、僕の仕事場なのでギターが何でもあるんですけど(笑)、(アコースティックギターを弾いて)これが鉄弦の音ね。ガットギターというのは、(昔は)“ガット=腸”で弦を作っていて。今はナイロン弦なんですけど、(ガットギターを弾いて)ちょっと柔らかい音がするんですよ。

KISHOW:違いますね。

e-ZUKA:GRANRODEOでは、ボサノバで使っていましたね。

KISHOW:あー、やったやった、アコースティックライブでね。

e-ZUKA:(『ポップ・ポップ』は)この柔らかい音で、派手ではないけと、ちょっとジャジーなバッキングを、ベースを2人だけでやってるんです。これが、めちゃくちゃかっこいい。

KISHOW:90年代か。ちょうど、グランジだとかニルヴァーナが流行っていた。時代的にいうとね。

e-ZUKA:そんな『ポップ・ポップ』というアルバムで、1曲目の「My One and Only Love」は衝撃的でした。私のただ唯一の愛、みたいな感じ。これはジャズのスタンダードで、ジョン・コルトレーンというサックスの人の演奏が、すごい名演だと言われています。

KISHOW:(曲を聴いて)いいっすね〜。雨の日に聴いてもいいし、なんか“匂いがする楽曲”というか。こういうのっていいよな、アットホーム。“おうちにいようよ”って感じですね。

<番組概要>
番組名:GRANRODEOのまだまだハートに火をつけて
パーソナリティ:GRANRODEO(KISHOW、e-ZUKA)
放送日時:毎週火曜21:00〜21:30
番組Webサイト:http://mv-sp.gsj.bz/view.page/menu/program/gr/mada2/top