吉田美穂がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「DUNLOP presents みらい図鑑」。日本の美しい風景、地域で受け継がれる伝統、志を持って活動する人など、100年後の地球に生きる子どもたちへ繋げていきたい“ヒト・モノ・コト”を紹介しています。4月25日(土)の放送では、長野県岡谷市にある「宮坂製糸所」三代目の高橋耕一さんに「シルク」についてお話を伺いました。

シルクの原料となる「蚕の繭」



古くは、絶世の美女・クレオパトラも愛したと言われる「シルク」。その原料は、「蚕の繭」です。

蚕のエサとなる桑を栽培し、蚕を育て、蚕が吐き出す繭を紡いで生糸を作る「養蚕業」。かつて、日本では養蚕業が盛んでしたが、時代の変化と共に激減し、今ではとても貴重な産業となっています。

現在、繭から生糸を作る「製糸工場」は日本に4工場ありますが、そのなかで唯一、伝統的な、昔ながらの手作業で生糸づくりをおこなっているのが「宮坂製糸所」です。

長野県岡谷市にある「宮坂製糸所」



「実は今、日本で流通しているシルクの99%は外国産。主に、中国産なんです。養蚕農家も全国で300軒を切っていまして、産業としては成り立たないぐらい風前の灯なんです」と現状を語る高橋さん。

外国産に圧されている養蚕業ですが、日本ならではの優れた点があると言います。

「日本には、お蚕さんに関わる貴重な歴史や技術、糸取り、それを織って製品にする技術があります。それは本当に、世界に誇れるものがあるんですね。やはり、繭づくりから糸にして製品にするまで、その循環をしっかりと残すことが大事じゃないかと思います」

昔ながらの手作業で織りなすシルク



非常に高級な繊維として扱われているシルク。機能性にも優れていて、天然繊維のなかでも特に保温性があり、蒸れないのが特徴です。

シルクは“良質な素材”というイメージがあっても、普段、身に纏う機会はなかなかありません。

そこで、若い人にも、気軽にシルクの良さを感じてもらいたいと、「宮坂製糸所」では、メイドインジャパンの「シルク石鹸」づくりに乗り出しました。

メイドインジャパンの「シルク石鹸」



「その優しい手触りを、ぜひ体験してほしい」と、高橋さんは胸を張ります。

繊維だけでなく、石鹸や化粧品など、機能性を活かしたさまざまなアイテムに姿を変えるシルク。使うたびに、その良さを実感できそうですね。

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<番組概要>
番組名:DUNLOP presents みらい図鑑
放送日時:毎週土曜13:55〜14:00
パーソナリティ:吉田美穂
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/miraizukan/index.php