禁酒法の時代に、こっそりひそかに経営していたBAR『SPEAKEASY』。2020年の東京の街にも、そんなひそかなバーがありました。月曜から木曜の深夜1時にOPENする“ラジオのなかのBAR”『TOKYO SPEAKEASY』。各界の大物ゲストが訪れ、ここでしか話せないトークを展開するとか、しないとか……。

6月16日(火)のお客様は、落語家の春風亭昇太さんと俳優の六角精児さんです。

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(左から)六角精児さん、春風亭昇太さん


◆昇太「“具合が悪い”って言われたら…」
昇太:(六角さんは)いろんな作品に恵まれ、好きな音楽をやり……なかなかいい人生じゃないですか。

六角:その通りなんですよ。やっぱり、脚光を浴び過ぎたら大変じゃないですか。

昇太:うん。

六角:だけど、脚光を浴びなかったり、誰からも必要とされなかったら、それはそれで少し寂しいじゃないですか。だから、今の自分の“出過ぎず消えず”みたいなスタンス。これが、やっぱり1番いいのかなと思って。

昇太:大事だと思うな。とにかくね、“先頭に立たない”というのは大事なことですよ。

六角:でも先頭じゃないですか、師匠。落語芸術協会の会長さんでしょ?

昇太:だからダメだなと思って(笑)。本当は、そういうんじゃないんだよね、僕みたいなのは。

六角:正直、芸術協会の会長さんになるとは思わなかった。

昇太:いや、僕もなるとは思わなかったですよ。

六角:でも引き受けたのは、どうして? 何かあったんですか? 弱みを握られているとか。

昇太:いやいや(笑)。(就任前は)桂歌丸師匠が会長さんで、三遊亭小遊三師匠が副会長だったの。それで、歌丸師匠が亡くなった。そうしたら、普通は小遊三師匠がやるじゃないですか。副会長が。

六角:順序としてはね。

昇太:そう。それが順序だから。そう思っていたら小遊三師匠が、「俺はちょっと体の具合が悪い。若い人たちにやってもらわないと困る」って言い出して。70歳過ぎの人に、“体の具合が悪い”って言われたらしょうがないじゃん。だからまぁ……引き受けることになったんだけど。

六角:そのときに“次に誰がやるか”っていう、サジェスチョンのようなものはなかったのですか?

昇太:いや、会長指名みたいなところがちょっとあって。

六角:なるほどね。師匠から指名されたのですね。

昇太:指名されちゃったの。それでその後、小遊三師匠が、すごいニコニコしながら、楽屋に入ってきてさ、“コンペで優勝した”とか言ってるのさ。“どこが具合悪いんだ! だまされた!”と思って(笑)。

六角:ハハハ! そういう役職にはつきたくなかったのかもしれないね。

昇太:そうかもね。もうちょっと、ダラダラ行きたかったんですけどね。

◆昇太「日本の歴史で観たら、今は“いい時代”」
昇太:六角君は、この後はどんな感じで行きたいの? お芝居もやって、音楽もやって、もう充実しているとは思うんだけど。六角精児はどんな人になりたいの?

六角:このままでいいよ。別に何も考えてない。このまま“流れ”に流されて何かを取り上げられたら、それはそれで然り。何かを与えられたら、それはそれで頑張る。そうは言ったって、懸命に頑張る必要はない、と思っているんだよ。自分が、力を込めて何かを投げるような年でもないし。

だから、わりとスローボールで人の目を幻惑するような、そういう人間でありたいんですよね。そうは言っても、結果的に“なるようになってくれればいいかなぁ”と思っています。師匠はどうですか?

昇太:僕はそうだな……今は、結構好きなことができているので、これでいいな、とは思っているんです。それから、僕ずっと大学時代に日本史を勉強していたのね。

六角:日本酒?

昇太:日本史(笑)。

六角:あぁ、日本史ね。はい。

昇太:何で日本酒なんだよ!

六角:よくご存じだからさ。あれは勉強していたのかと思って。

昇太:いや、日本史ね(笑)。歴史を勉強していたんだよね。それで、年表を振り返ると、いろいろな問題はありますけど、日本っていう国は、今は歴史のなかで考えると“いい時代”なわけですよ。

六角:いろんな時代があったけどね。もしかしたら1番、最高潮にいい時代かと聞かれたら、違うかもしれないけども。いい時代の部類ではあるよね。

昇太:そうですよ。だってね、ちょっと前まで戦争していたんだからさ。

六角:そうだよな。

昇太:木久扇師匠が言っていたもん。「今回、コロナの問題はあったけど、空から爆弾が振ってこないから、まだいいよ」って。

六角:そうだよな。食べることだって大変だったわけだから。

昇太:その時代のことを考えたらさ、今、問題はあるけれどいい時代だから。“楽しまないと損だな”と思っているわけ。

六角:そうだよね。色んなことがあったとしても、そのなかで楽しめる方法って、結局は“心の持ちよう”だからね。

昇太:そうね。考え方次第でね。だから、“こんな感じで行けたらいいな”っていうことかな。

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来週の「TOKYO SPEAKEASY」のお客様は……

6月29日(月)喰始さん(劇団「ワハハ本舗」主宰、演出家)×髭男爵・山田ルイ53世さん(お笑い芸人)
6月30日(火)ヴァンゆん・ヴァンビさん、ゆんさん(YouTuber)×EXIT・りんたろー。さん、兼近大樹さん(お笑い芸人)
7月1日(水)千住真理子さん(ヴァイオリニスト)×千住明さん(作曲家・編曲家・音楽プロデューサー)
7月2日(木)松本伊代さん(タレント、歌手)×紫吹淳さん(女優)

がご来店。一体どんな話が飛び出すのか……!? お楽しみに!

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<番組概要>
番組名:TOKYO SPEAKEASY
放送日時:毎週月-木曜 25:00〜26:00
番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/speakeasy/