●ソフトバンク−楽天(PayPayドーム)
【予告・予想先発】
7日(火)千賀滉大−弓削隼人
8日(水)ムーア−涌井秀章
9日(木)バンデンハーク−塩見貴洋
10日(金)東浜巨−則本昂大
11日(土)板東湧梧−岸孝之
12日(日)石川柊太−石橋良太

 首位の楽天が敵地に乗り込んで3年連続日本一のソフトバンクとの6連戦を戦う。昨季の対戦成績は12勝13敗とほぼ五分だが、互いにホームで大きく勝ち越した。つまり、楽天側から見れば、PayPayドームでは戦績が悪いわけだが、今季はその状況を打開したいところだ。

 楽天は前節で2位・ロッテとの対戦を5勝1敗と圧倒。特に4番の浅村栄斗は打率.351がリーグ3位、7本塁打・22打点・OPS1.272がいずれも1位と絶好調だが、昨季の浅村は対ソフトバンク戦打率が1割台と苦しんだ。その一方で、ブラッシュが6本塁打と相性がいい。ソフトバンクはブルペンに左腕投手を多く配している。楽天は左打者が多いだけに、右の浅村とブラッシュの活躍がキーポイントになりそうだ。
  ソフトバンクは、前節で6回5安打10三振を挙げた石川を抹消し、代わりに怪我から復帰するエースの千賀晃大が7日のカード頭に先発する。このローテーション再編から好調の楽天打線を食い止められるかも注目したい。打線は栗原陵矢が好調をキープ。柳田悠岐、バレンティンが調子を上げている。激しい6連戦になるに違いない。

●ロッテ−西武(ZOZOマリン)
【予告・予想先発】
7日(火)有吉優樹−高橋光成
8日(水)小島和哉−今井達也
9日(木)岩下大輝−本田圭佑
10日(金)石川歩−ニール
11日(土)種市篤暉−松本航
12日(日)美馬学−輿座海人

 先々週にオリックス相手に6連勝したロッテは、先週は逆に1勝5敗と楽天に完敗。ホームに戻って昨季は8個の負け越しを作った苦手・西武を迎える。大きく負け越した後で天敵と対戦するということは、真価を試される戦いと言ってもいい。
  ポイントは、週の前半の先発投手がどこまで西武打線を抑えられるかだろう。幸い、相手打線はやや低調。7日に今季初先発する予定の有吉、続く小島、岩下がどういった流れを作るか。一方の西武も高橋光、今井、本田が並んでおり、両軍の若手投手対決が6連戦の前半は楽しみになる。

 序盤を乗り切れさえすれば、ロッテに分がありそうだが、西武打線が一発で一気に流れを持ってくることも十分考えられる。辻発彦監督は前節から5番の外崎修汰を3番に上げた。1番から左打者が並ぶことを避ける狙いがあるが、それによって森友哉は5番に下がった。出塁率の高い外崎、首位打者の森どちらかが5番になるのはもったいない気がする。打順の組み替えも検討したいところだ。

●オリックス−日本ハム(京セラドーム)
【予告・予想先発】
7日(火)アルバース−杉浦稔大
8日(水)鈴木優−マルチネス
9日(木)山崎福也−バーヘイゲン
10日(金)榊原翼−有原航平
11日(土)田嶋大樹−加藤貴之
12日(日)山本由伸−河野竜生
  先々週の同一カード6連敗のどん底から一転、前節は西武相手に3勝2敗1分と勝ち越した最下位のオリックス。ホームに戻って5位の日本ハムと対戦する。

 投打とも上昇気配のオリックスは吉田正尚、ジョーンズ、T−岡田、ロドリゲスの中軸に揃って当たりが出てきたのは大きい。ちなみにジョーンズはバーヘイゲンとメジャー通算6打数4安打、2本塁打2二塁打と滅多打ちにしており、対決に注目が集まる。日本ハムは4番の中田翔、売り出し中の野村佑樹の長打に期待はできるものの、得点力は依然として上がってきていない。

 ただ、オリックスは、10敗のうち7敗がブルペン陣につくなど継投に不安を抱える。序盤から主導権を握って、勝ち継投につなげていきたい。一方の日本ハムはフレキシブルな戦いが持ち味でもあるが、言い換えれば、接戦に持ち込まないと勝ち目がない苦しさもある。ここまで3連敗のエースの有原にも注目。決して内容が悪いわけではないが、ここぞという場面で踏ん張れない投球が続いている。

 オリックスは序盤リードから大量点勝利を狙い、日本ハムは接戦勝負といったところだ。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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