スーパースターの口から意外な舞台裏が明かされた。

 現地5月16日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でシンシナティ・レッズと対戦し、2対7で敗れた。その試合後、2番・DHで先発した大谷翔平が報道陣の取材に対応。この日は自身の首振り人形が先着4万名に配布される「ボブルヘッドデー」が大盛況となり、5万3527の観衆が集まった。じつは真美子夫人を始球式に招くプランを球団側から提案されていたようだが、大谷はやんわり断りを入れていたという。
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 そして試合前、スタジアムに招待されたのは13歳のアルバート・リー君だった。生後すぐに心臓病と診断され、複数回の手術を乗り越えた野球少年が会見に臨むと、大谷はサプライズで登場してリー君を感動させ、さらに「準備はいいかい?」とその場で始球式も打診。実際の始球式では大谷みずからキャッチャーとなって捕球し、満面の笑みでハグを交わした。

 試合後、大谷はメディアに向けて知られざる事実を紹介した。「もともと球団からは(始球式に関して)奥さんはどうですかと言われた。光栄なことですけど、本人と話して、野球が好きな子どもだったり、あまり見られない病院の子のほうがいいんじゃないかという話で決めました」と語り、「できれば、勝って見せられれば良かったんですが、負けてしまった。始球式は(リー君の)良い思い出になってくれれば嬉しい」と想いを伝えた。
  明かされたエピソードを聞いた日本のファンからは絶賛する声が相次いだ。X(旧ツイッター)上には「本当に人間性も神ですね」「真美子さんと決めたってマジか…」「感動的な話で泣けた」「ヒーローすぎる」「奥様への信頼がハンパない感じ」「2人とも出来すぎとるやないかい!」「素敵なご夫婦です」「むしろ大谷翔平が羨ましいわ」などなど好意的なコメントが殺到し、一時“真美子夫人”がトレンドワード入りしたほどだ。

 さらに大谷は「(夢や希望などを)与えるつもりはないというか、押しつけるものではないと思う。受け取り側の問題であって、それで元気が出た、頑張りたいと思ったというのは、受け取り側がそう感じ取ってくれるもの。もちろん、そう思ってくれたら嬉しい。一番は自分がやることをしっかりとやって、それで何かを感じてくれれば嬉しい」とも話している。

構成●THE DIGEST編集部

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