都民ファーストまた代表交代 荒木氏「代表として知事に物申していきたい」

都民ファーストまた代表交代 荒木氏「代表として知事に物申していきたい」

 東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」の代表が、野田数(かずさ)氏から荒木千陽(ちはる)氏に交代したことを受け、荒木新代表は13日、都庁で会見し、「新しい都議会、都政をつくっていく党の代表として、しっかり務めていきたい」と語った。正式発足以来、同会の代表交代は3回目になる。

規約に基づいて代表選考委員会で選出

 同会の説明によると、前代表だった野田氏は10日、小池知事の特別秘書職に専念したいとして代表辞任を申し出た。11日に同会は規約に基づいて増子博樹幹事長、山内晃政務調査会長、特別顧問の小池氏からなる代表選考委員会を開き、全会一致で荒木氏の選出を決めたという。荒木新代表の任期は9月11日から2年間。

 会見に同席した増子氏は「都民ファーストの会が立ち上がる最初の段階から関わり、会の考えや理念をすべて把握している。大変パワフルな方であるなど総合的に荒木さんが適任という結論にいたった」と説明した。

 荒木氏は、小池氏が衆院議員だった時代に秘書を6年務めた人物で、7月の都議選で初当選。選挙後の役員人事では当初、総務会長に起用されていた。小池都政を厳しくチェックできるのかについて、「知事をトップとする行政には当然ながら検証と提言を行っていく。そこは安心いただきたいし、むしろ期待してほしい。(秘書時代は)物を言える秘書だった。議員としても変わりなく、代表として物を申していきたい」と訴えた。

 同会は今年1月の正式発足以来、数か月間隔で代表が交代している。最初は野田氏が就いたが、6月1日には特別顧問だった小池氏が代表に。大勝した都議選の直後に野田氏と代表を入れ替わり、小池氏は特別顧問に戻った。それから2か月余りでまた代表が交代する事態になったが、荒木氏は「確かに党が立ち上がって間もないこともあり、何十年も続く政党とは違うが、その分、新人が党代表になるという面もある。最初からすべて安定的であることが良いのかどうか疑問だ」などと述べた。

 党内からは今回の代表選出のいきさつに異論を唱える声も出ている。会見に先立って開かれた同会の議員総会では、音喜多駿都議が「代表選出のプロセスに異議がある」と主張し、現時点での荒木氏の代表就任に反対を表明したとツイッターに投稿した。

 これに対し、荒木氏は「手続きに意義を唱える議員もいたが、選考方法も含めて規約の草案段階から関わっている方なので、その当人がその点は十分お分かりの上だと思う。いずれにしても規約にのっとって選任いただいたことをこの場で報告する」として、手続き上問題はないと強調した。

《略歴》荒木千陽(あらき・ちはる) 久留米大法科大学院修了。小池百合子衆議院議員公設第一秘書、35歳。中野区選出、当選1回

(取材・文:具志堅浩二)

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