<高校野球>今季限り引退ロッテ・井口が語る「甲子園と母との自宅トレ」

<高校野球>今季限り引退ロッテ・井口が語る「甲子園と母との自宅トレ」

今季限りで引退する千葉ロッテの井口資仁(42)は夏の甲子園の記憶が曖昧だという。

「甲子園に行った記憶が定かじゃないんです。あんま残っていないんです。ああ、ああ……という間に終わってしまった」

 1991年.井口は国学院久我山2年のときに西東京代表で甲子園に出場した。都大会で3本塁打を放ち、当時、巨人に入団した新外国人のフィル・ブラッドリーなみのパワーから“国学院久我山のブラッドリー”との異名で呼ばれた。

 この大会には、星稜の“ゴジラ”松井秀喜(巨人、ヤンキース)が2年生で出場。3回戦の竜ヶ崎一戦で特大の一発を放ち、注目を集めていた。他には松商学園の上田佳範(日ハム、中日)、延岡学園の黒木知宏(ロッテ)、桐蔭学園には高木大成(西武)と、当時1年生ながら高橋由伸(巨人)がいてクリーンナップを打っていた。決勝戦は、沖縄水産対大阪桐蔭。大阪桐蔭の4番は、大会3本塁打を放ち阪神にドラフト1位指名された萩原誠で、大阪桐蔭が13−8で勝ったが、沖縄水産のエース、大野倫が6試合で36失点し773球を投げて疲労骨折したことが社会的な波紋を呼んだ。

 井口の国学院久我山の1回戦の相手は、名将、蔦監督が率いた強豪の池田高校。
 6回まで0−4で負けていたが、コツコツと得点を返して、本塁打とスクイズで土壇場の9回裏についに同点に追いついた。試合は、延長戦に突入。流れは、国学院久我山だったが、井口の「ああ、ああ」という間のミスが甲子園でプレーする時間に終わりを告げることになる。

 延長10回表に池田高校は一死一塁から盗塁を仕掛けてきた。

 キャッチャーからの送球を処理するのはショートの井口だった。だが、そこで……。
「盗塁されて、ワンバウンドするか、しないかという送球を僕がとれないで、うしろにそらしたんです。走者はサードへ。カバーしたセンターがサードへ投げたら、そのボールがまたイレギュラーして、走者がホームインしてしまったんです」

 その痛恨の1点が決勝点となり井口の最初で最後の甲子園は終わった。

 甲子園で犯したミスが、その後の野球人生に大きな影響を与えたという話は枚挙にいとまがない。だが、井口は、「僕はミスをしても自分を責めないので(笑)、あのプレーをずっと引きずるということはありませんでした」という。むしろ井口は、国学院久我山高の野球部で過ごした3年間で得た経験こそが、今季、球界最年長となる42歳までプレーを続けることができた「野球人・井口資仁」の原点だという。
   

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