メジャーリーグで球場に乱入した幸運の子猫の所有権を巡って騒動

メジャーリーグで球場に乱入した幸運の子猫の所有権を巡って騒動

メジャーリーグのセントルイス・カージナルスの球場に乱入してチームに勝利をもたらした幸運の猫の所有権を巡って、地元セントルイスでイザコザが勃発している。

 この子猫は9日にカージナルスの本拠地、ブッシュスタジアムで行われたロイヤルズ戦で、突如、グラウンドに乱入。カージナルスが1点を追う4−5の六回2死満塁の緊迫した場面で、レフトのポジションのあたりを走り始めた。グラウンドキーパーが腕をかまれながら何とか捕まえて、ようやくプレー再開。その直後にカージナルスのモリーナが逆転満塁本塁打を放ったことから、カージナルスにとっては幸運の子猫となった。

 しかし、この後、この幸運の猫を巡って奇妙な出来事が続いている。

 ニューヨークタイムズ紙によると、観客の中に、この猫の飼い主だと主張する人がいたため、猫を引き渡したという。しかし、飼い主だという主張は虚偽で、試合終了後、猫はどこかへ逃亡したという。

 カージナルスは、なんとか幸運の子猫をチームの守り神にしようと、この猫を必死に探した。数日後にセントルイスの野良猫救済の非営利団体STLFCOのボランティアが見つけていたことが分かった。

 当初、カージナルスは、この非営利団体から幸運の子猫を譲ってもらうつもりだった。

 カージナルスの地元紙、セントルイス・ポスト・ディスパッチ紙は、カージナルスの広報担当の声明を掲載。「セントルイスの野良猫救済団体は、10日間の検疫のあと、我々に猫を返してくれることになった。ラリーキャットは、我々のクラブハウスで世話をする。マイク(マシーニー監督)と選手たちは猫の世話をするのを楽しみにしている」というものだ。

 しかし、野良猫救済団体は、カージナルスの発言に、同団体のフェイスブックを通じて抗議した。

「この発言は、全くの誤りである。STLFCOはカージナルスへ引き渡すとはしていない。我々は猫のラリーの長期的な居場所について何も決定していない。私たちには広報がいない。ボランティアたちには(カージナルス広報の)ウォーターモン氏の古いタイプの広報戦術に対応するスキルもない。ここに書くことが全てである」

 さらに、「カージナルスから連絡はあった。しかし、私たちは、とても忙しいボランティア団体で、運営委員たちは、この他にフルタイムの仕事をしている。そこで私たちは今月の終わりにこの状況について話し合おうと、カージナルスに伝えたのに、このような弱い者いじめのような戦術に衝撃を受けている。私たちはカージナルスに会いたいと思っている。ウィンーウィンーウィン(ラリーにとって)になるよう話し合いたい」と続けた。

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