東京・浅草九劇にて12月3日(木)から6日(日)まで上演される舞台「PINT」。その公開稽古が11月24日に行われ、女優の川島海荷と新井郁が稽古に取り組む様子を披露した。

同作は、川島が発起人となり新井に「二人芝居がやりたい」と持ち掛けて実現。その経緯をなぞらえたストーリー展開が舞台の脚本にそのまま組み込まれ、オークラによる脚本・演出のもと、「どんな芝居をするか?」の話し合いを登場人物の2人が繰り広げる姿を描いていく。

プライベートで新井と親交のある川島は、稽古後に開かれた合同取材で「一緒にお仕事をしたことがなかったのでずっと楽しみでした」と目を輝かせ、「冒頭の長ぜりふを聞いていて頼もしいな」と思ったことを明かした。

一方、新井は「最初の長ぜりふから言いにくいせりふがまったくない。自分の中にある思いと一緒だからかな」と脚本の感想を伝えると、「(川島とは)まったく違う環境にいながら共通の悩みを持つことで仲良くなったので、互いに心の中で渦巻いているものが出せたら何かが起こりそう」と期待に胸を膨らませた。

脚本を手掛けたオークラは「この2人が芝居をやるという設定の芝居がいいな」と語ると「どこまでコメディータッチで描けるか」を考えているといい、「せりふなのか本当に話しているのか、分からないくらい自然体になるように演出したい」と意気込みを見せた。


初挑戦の二人芝居で苦労しながらも、自然体の演技で発見があったという川島は「稽古の中で(新井が)私に戸惑っている顔をしている時に、それはプライベートでも見たことがあるぞ」と気が付いたことを告白。

新井が懸命に否定するも「たぶん私が暴走して戸惑わせているんだと思う」と反省すると、オークラが「3人で食事をした時に、2人を見ていたらかみ合っていそうでかみ合っていない時があります」と打ち明け、笑いを誘った。

最後に新井は「やりたいことをやることを選んだ私たちの第一歩を皆さんにも目撃してもらって、笑って、感じて、皆さんの中にも何かが生まれますように」とコメント。
川島は「見た方々がやっぱり舞台って面白いなと思ってもらえたらうれしい」と話し、締めくくった。


◆取材・文・撮影=永田正雄