太賀インタビュー(1)「支えられるって、こういうことか」

太賀インタビュー(1)「支えられるって、こういうことか」

8月12日(土)夜7時30分より、NHK総合にて土曜ドラマスペシャル「1942年のプレイボール」が放送される。

本作は、戦争という時代の荒波に翻弄(ほんろう)されながらも青春を野球に燃やした、4兄弟の物語。実在した野球選手・野口二郎の史実を基に作られている。

主人公で次男の二郎(太賀)は、職業野球チームのエースとして活躍していた。そこへ、かつて名投手と言われた兄・明(勝地涼)が、満州から帰国。だが、明は手榴弾の投げ過ぎで肩を壊していた。二郎はすっかり自信を失ってしまった明に、自分を取り戻してほしいと必死になる。

二郎は“鉄腕”と賞賛された名選手。NHKドラマ初主演にして難役に挑んだ太賀に、役作りや、作品の魅力について話を聞いた。

──二郎を演じる上で、苦労したことはありますか?

僕には野球経験がほとんどなかったので、クランクインの2カ月前から、野球指導の先生のもと練習を始めました。

二郎は、野球少年や高校球児とは違う、職業野球(プロ野球)の選手です。野球選手の体は長年の練習で少しずつ作り上げられていくものですが、素人の自分でも少しでも近づければ…と思って練習しましたね。フォームを自分の体に覚えさせていく、地味な作業を繰り返しました。

──他のお仕事もある中、野球の練習をするのは大変だったのでは?

そうですね…。頑張ったアピールはしたくないですが、頑張りました(笑)。

──上達した実感はありますか?

ありますね! 最初のころは本当に下手くそで、監督や(野球指導の)先生もお手上げの状態だったと思うんです。今は投げる球が変わったと、自分でも分かります。

──野口二郎をどんな人だと捉えていますか?

WEBサイトなどを見ると、野口二郎さんって鉄人のように書かれているんです(笑)。今のプロ野球で考えると、信じられない投げ方をしていますし。

この作品の重要なシーンでもありますが、延長28回を投げ抜く場面で見せる“鋼っぷり”は、やっぱりすごいですよね。背負っているものが大きいからこそ、“鋼の体”も“鋼の心”も持ち合わせていたんだと思いますね。

それから、二郎さんのように現代人が知らない優秀な選手が、本当はたくさんいたんだろうと思います。戦争によって道を断たれた人も、多かったんじゃないでしょうか。

──実在の人物を演じる難しさは、感じましたか?

実際の野口さんに“似せよう”とは思っていないので…。どちらかと言うと、演じる上でのヒントをもらっていた感覚ですね。ルックスや雰囲気を寄せることもできますし、記録からその人となりを考えることもできますし。

──本作はNHKドラマ初主演作品ですが、特別な思いはありましたか?

主役としてのあり方は、僕にはまだ分からないんです。だから無理に何かをしようとすると周りに気を使わせてしまうし、周りもそんなことは求めていないと思うんですよね。僕はいつも通り、役に対して誠実でいようと思って臨みました。

今回はすごく、甘えさせてもらったんだと思います。「主演として」というより、「野口二郎として」立っていればいいように、スタッフや共演者の皆さんがフォローしてくださっていて、それを撮影現場で感じましたね。

主演をやって、「支えられるってこういうことか」ということが分かりました。

【「太賀インタビュー(2)“特別合宿”でエモーショナルな雰囲気に…!?」へ続く】

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