原作・又吉直樹、監督・行定勲、主演・山崎賢人による映画「劇場」の公開日が4月17日(金)に決定。今作で本格的に初共演となる、山崎と松岡茉優が登場する特報映像も公開された。

■ 芥川賞作家・又吉の原点となる恋愛小説を映画化

「劇場」は、又吉が芥川賞受賞作品「火花」より前に書き始めていた、作家としての原点ともいえる恋愛小説。「恋愛が分からないからこそ、書きたかった」という又吉が、劇作家を目指す主人公・永田と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希の、生涯忘れることができない7年間の恋を描いている。

山崎が演じるのは、演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田。撮影前に何度も監督とエチュードを重ね役を作り上げたそうで、人生で初めてひげを生やしたという山崎は、これまでに見たことのない表情で挑んでいる。

一方、ヒロインを務めるのは松岡。葛藤や迷いを抱えながらも、純粋に彼を愛そうとするけなげな沙希を、はかなくもいとおしく演じる。

■ 山崎と松岡が見せる不器用で切ない恋愛模様

特報映像は、永田(山崎)と沙希(松岡)が自転車で2人乗りし、同居している部屋で仲むつまじく過ごすシーンからスタート。

だが、東京で夢を追い掛ける中で、厳しい現実に打ちのめされていく永田と、それを支えながらも葛藤していく沙希は徐々にぶつかり、すれ違っていく。

終盤での、沙希の涙ながらの「ごめんね」、そして永田の「なんで、こんな当たり前のことができなかったんだろうね」と涙をこぼす表情からは、不器用で切な過ぎる2人の恋愛模様が伝わってくる。

アクションやコメディーなど、さまざまなジャンルで、いろいろな表情を見せてきた山崎が大人の本格ラブストーリーに初挑戦し、今まで見せたことのない、俳優としての新境地を開拓。

また、松岡は男女がすれ違っていく過程での、揺れる女心を見事に演じ切っている。

■ 映画「劇場」ストーリー

夢をかなえることが、君を幸せにすることだと思ってた――。

演劇を通して世界に立ち向かう永田(山崎賢人)と、彼を支えたいと願う沙希(松岡茉優)。夢を抱いてやってきた東京で、2人は出会った。

中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放してしまう。

解散状態の劇団という現実と、演劇に対する理想。そのはざまで悩む永田は、言いようのない孤独を感じていた。

そんなある日、永田は街で自分と同じスニーカーを履いている沙希を見掛け、声を掛ける。自分でも驚くほどの積極性で、初めて見知らぬ人に声を掛ける永田。

突然の出来事に沙希は戸惑うが、様子がおかしい永田が放っておけなく一緒に喫茶店に入る。女優になる夢を抱き上京し、服飾の大学に通っている学生・沙希と永田の恋はこうして始まった。

お金のない永田は沙希の部屋に転がり込み、2人は一緒に住み始める。沙希は自分の夢を重ねるように永田を応援し続け、永田もまた自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いつつも、理想と現実と間を埋めるようにますます演劇に没頭していく。

「1番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできなかったんだろうね」

※記事内、山崎の「崎」は正しくは「立さき」(ザテレビジョン)