原作者・又吉直樹、監督・行定勲、主演・山崎賢人による映画「劇場」(4月17日[金]に全国公開)の本ポスター画像と追加キャスト情報が解禁された。

本作は、又吉が芥川賞受賞作品「火花」より前に書き始めていた、作家としての原点ともいえる恋愛小説「劇場」を映画化。

小説「劇場」では、「恋愛が分からないからこそ、書きたかった」という又吉が、劇作家を目指す主人公・永田と、彼に恋をして必死に支えようとする沙希の、生涯忘れることができない7年間の恋を描いている。

山崎が演じるのは、演劇に身も心も捧げながら、実生活では社会や周囲の人々とうまく協調できない不器用な青年・永田。撮影前に何度も行定監督と話し合い役を作り上げ、人生で初めてひげを生やしたという山崎は、これまでに見たことのない表情で挑んでいる。

一方、ヒロインを務めるのは松岡茉優。葛藤や迷いを抱えながらも、純粋に彼を愛そうとするけなげな沙希を、儚くも愛おしく演じる。

■ ポスタービジュアル、追加キャスト解禁

このたび解禁となった本ポスター画像では、山崎と松岡それぞれの切ない表情と、2人の仲睦まじい様子を捉えた画像が配置されており、「夢を追う永田と彼を信じる沙希の、生涯忘れることができない恋」というコピーが書かれている。

また、タイトルロゴの後ろでクロスする赤と青のラインが、互いに想い合いながらもすれ違ってしまう2人の未来を暗示しているかのよう。

また、大きく書かれた「一番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできなかったんだろう」という永田(山崎)のセリフも印象的だ。

さらに今回、山崎、松岡以外のキャスト陣も一挙解禁。映画「下忍 赤い影」(2019)で主演を務めた寛一郎、Netflixオリジナルドラマ「全裸監督」(2019)など話題作へ出演している伊藤沙莉、ドラマ「あなたの番です」(2019)での刑事役で注目を集めた浅香航大が出演決定。

そして2019年、紅白出場も果たした人気バンド「King Gnu」のボーカル・井口理、他にも上川周作、大友律、三浦誠己らが山崎と松岡の脇を固める。

■ 映画「劇場」ストーリー

夢をかなえることが、君を幸せにすることだと思ってた――

演劇を通して世界に立ち向かう永田(山崎)と、彼を支えたいと願う沙希(松岡)。夢を抱いてやってきた東京で、2人は出会った。

中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放してしまう。

解散状態の劇団という現実と、演劇に対する理想。そのはざまで悩む永田は、言いようのない孤独を感じていた。

そんなある日、永田は街で自分と同じスニーカーを履いている沙希を見掛け、声を掛ける。自分でも驚くほどの積極性で、初めて見知らぬ人に声を掛ける永田。

突然の出来事に沙希は戸惑うが、様子がおかしい永田が放っておけなく一緒に喫茶店に入る。女優になる夢を抱き上京し、服飾の大学に通っている学生・沙希と永田の恋はこうして始まった。

お金のない永田は沙希の部屋に転がり込み、2人は一緒に住み始める。沙希は自分の夢を重ねるように永田を応援し続け、永田もまた自分を理解し支えてくれる沙希を大切に思いつつも、理想と現実と間を埋めるようにますます演劇に没頭していく。

「1番会いたい人に会いに行く。こんな当たり前のことが、なんでできなかったんだろうね」

※記事内、山崎の「崎」は正しくは「立さき」(ザテレビジョン)