3月29日(日)に佐々木蔵之介主演のドラマスペシャル「陰陽師」(夜9:00-11:05、テレビ朝日系)が放送される。

本作は、日本のみならずアジアやヨーロッパでも発行され、総発行部数が全世界で800万部を超える夢枕獏原作の大ヒット小説を映像化。佐々木が演じる陰陽師・安倍晴明と、晴明の相棒・源博雅(市原隼人)が平将門(菅田俊)の死の真相、なぜ将門は復活したのかなど、平安の世に渦巻く怨念と陰謀に挑む。

19年前からひどい瘡(かさ)を患っている平貞盛(酒向芳)の屋敷を訪れた晴明と博雅。そこで2人が出会うことになる医者・祥仙(升毅)の助手・如月を剛力彩芽が演じる。

久々のドラマ出演となる剛力は物語の鍵を握る難しい役どころに息を吹き込む。

凛とした佇まいと優しいほほ笑みで博雅をドギマギさせる如月だが、彼女には別の顔があり、 さらに「陰陽師」シリーズ最強の敵といわれている将門との深い関わりが浮上する。

この謎めいた如月を演じるにあたり、剛力は幅広い、いろいろな表情を披露。すっかり心を奪われた博雅が気をもむほどに、どんどんやつれていく如月。

果たして、晴明と博雅は彼女を闇から救い出すことができるのか。

■ ライバルの蘆屋道満を竹中直人が演じる

本作には佐々木、市原を筆頭に剛力らのほか、実力派キャスト陣が集結。

晴明と互角の力を持つ陰陽師で、ライバルの蘆屋道満を演じるのは、圧倒的な存在感を誇る名優・竹中直人が演じる。

敵か味方か、彼の目的は何なのか、ひょうひょうとしてつかみどころのない道満役で、竹中が物語にスパイスを効かせる。

さらに、国広富之、寺田農、菅田、升、笛木優子、本田望結ら豪華な布陣が勢ぞろいし、「陰陽師」の世界を彩っていく。

また、脚本を担当するのは、大河ドラマ「八重の桜」(2013年、NHK総合)や、「相棒」シリーズを手掛ける山本むつみ。

将門と娘の悲しき親子愛や、情念の恐ろしさなど人間の業を、女性らしい繊細な描写で描く。

監督は映画「花戦さ」(2017年)など、多くの作品を手掛ける名匠・篠原哲雄が担当。華やかで幻想的な平安の世を、独特の映像美で映し出す。

■ 佐々木蔵之介のコメント

安倍晴明を演じるにあたっては善悪を決めないでおこうと思いました。“悪者を懲らしめる”というのではなく、学者であり、学問や音楽もたしなむ晴明という陰陽師が、“科学的に謎を解明していく”、そこだけに興味をもとうと。

今回の物語でも、決して将門が悪人だとは思っていないんです。なぜ彼が復活することになったのか、その理由を科学的に考えていこうと思って撮影に臨みました。

久々にお会いした市原隼人さんは、変わらず真っすぐで純粋ですね。明るくて朗らかで、晴明が一緒にいたいと感じるレアな存在の博雅役にピッタリだと思います。私は、「晴明は人ではなくキツネの子かも?」とも思っているんです。なので、ちょっと普通とはズレているけれども、心を許している博雅がいるから都を守るし、都にいた方がいいと考えているんじゃないかと。

博雅は人からどう思われているかにそんなに意識はないんでしょうね。晴明はそういうところに居心地のよさを感じているんじゃないかな。晴明と博雅はまさに“陰と陽”、そういう“バディーもの”のような感じが出せたらいいなと思っています。

晴明は陰陽師なので、呪(しゅ)を掛けるせりふが難しかったです。でもせりふと格闘するのは心地いいですよ。言葉や所作、衣装と、ある程度縛られた状況の中で格闘して、そこから生まれたものを見て皆さんが涙したり、笑ってくださる。そして、その中にある真実を見てもらう、それが一番ドラマチックだと思うんです。

平安時代の誰も見たことのない優雅な衣装や雰囲気、その一方で情念から生まれる鬼のように怪奇なものも出てくる幅広い層の皆さんに楽しんでいただけるドラマだと思います。格闘あり、恋あり、家族愛ありと、エンターテインメントの宝庫のような作品です。どうぞお楽しみに!

■ 市原隼人のコメント

僕は17年前に違う役柄ではありますが、映画の「陰陽師2」(2003年)に携わっているので、特別な思いがあります。まったく違う作品、役柄でこの「陰陽師」に戻ってこられた…不思議な再会をさせていただけたんだなと、純粋にうれしく思っています。

佐々木蔵之介さんには久々にお会いしたのですが、立ちふるまいも格好よくて晴明なんですよね、そこにいるだけで。改めて“役者ってすてきだな”と思わせていただける蔵之介さんの背中を、そばで見ることができてうれしかったです。

劇中に「都も悪くはない。ありがたいことに晴明、お前がいる」というせりふがあるのですが、それが晴明と博雅の関係の象徴だと思うんです。博雅は怪奇現象に全然慣れていない、信じる信じないというよりもまず、どう捉えていいのかすら分からない状態なんです。

恋もするし、音楽や芸術などもたしなむ人間くさい人物です。そんな博雅は、くせのあるキャラクターぞろいの「陰陽師」の中でとても標準的な人。改めて“普通”を演じるのは難しいなと、実感しています。

時代劇ってロマンなんです! この時代を実際に見たことのある人って誰もいないですよね? 

だからこそ今、作る意味があると思うんです。これまでに「陰陽師」を見たことがある方にも絶対に見ていただきたいと思いますし、現代に「陰陽師」の世界観がどう映るのか…。

この作品は、見たことがない世界を見せてくれる、感じたことのない世界を感じさせてくれるエンターテインメントの根源だと思いますので、どの世代の方にも楽しんで見ていただけると思います。

■ 剛力彩芽のコメント

誰もが一度は耳にしたことがある「陰陽師」に出させていただけると聞いた時はとてもうれしかったです。さらに私の大好きな時代劇、なかなか描かれることが少ない平安時代の作品という部分でとてもワクワクしました。

ただ、たくさん映像化されてきた作品でもあるので、また新たな「陰陽師」の世界を描けたらいいなと感じました。

私が演じる如月は、とても一言では言い表せない女性です。とても落ち着いていて、けれどどこか危なげで…。所作や話し方など細かいところにまで気を遣えるような女性を演じられるよう意識しました。

今の時代にはない衣装だったので、初めは歩くのも大変ということもありましたが、着物での所作は、背筋がピシッとするので自然と役に入れたような気もします。そして、今では数少ない、平安時代の家屋も格好よくて、セットにいるとワクワクしました。

これまでにも数々の物語が映像化されてきた「陰陽師」ですが、今回はどんな安倍晴明が誕生するのか。皆さまにもタイムスリップして楽しんでもらえるような作品になっていたらうれしいです。(ザテレビジョン)