主人公・明智五郎が“食”にまつわる殺人事件を、“食”を通じて暴いていく「美食探偵 明智五郎」(日本テレビ系)。このドラマの注目ポイントは、殺人鬼となったマグダラのマリア(小池栄子)にそそのかされ、彼女の手下となっていくゲスト出演陣も実力派ぞろいという点。主演を務める中村倫也に、明智にとっては手ごわい敵となっていく“マリア・ファミリー”について語ってもらった。

■ 仕事をしたことのある方ばかりなので、気が楽です(笑)

第1話と2話では、大学進学で都会に出た恋人の浮気に悩み、インターネットでマリアに相談した結果、恋人と浮気相手を死に至らせてしまうリンゴ農家の純朴な娘の話が描かれた。

「最近はわりとシリアスなシーンが増えてきましたが、第2話ぐらいまではわちゃわちゃしてましたよね。特に第2話はふざけていた記憶があります(笑)」

そのリンゴ農家の田舎娘・古川茜(ハンドルネーム:林檎)を演じたのは、中村とはドラマ版「伊藤くん A to E」(2017年TBS系)で共演経験のある志田未来。

「志田さんは田舎育ちのリンゴ農家の娘の役で。彼女もそうですが、今回ゲスト出演してくださっている方たちは、僕がこれまでに仕事をしたことのある方ばかりなので、そういう意味では気が楽です(笑)。ゲストの方々は撮影の途中からの参加になるので、どういう空気のカンパニーなのか、この芝居で正しいのかどうか、不安になるところもあると思うんですよね。なので、『初めまして』じゃない部分での温度感が大切なのかなと。それは僕としても安心できますし、どの方も信頼がおけて『どうぞ好きにやってください』と思える人ばかりなので、それはありがたいですね」

■ そこはかとなくにじみ出る変態性も(笑)

4月29日放送の第3話では、自分の店を酷評した「食べリポ」レビュアーを殺すフレンチレストランのシェフ・伊藤を演じた武田真治とは、ドラマ「凪のお暇」(2019年TBS系)で共演している。

「『凪のお暇』ではスナックのママ役でしたけど、今回は全く違う役柄でしたね(笑)。第3話は“物事の評価”がテーマになっている回でしたが、真治さんはドキッとする色気のあるカッコいいシェフを演じられていました。でありながら、そこはかとなくにじみ出る変態性を隠し切れない役作りをされていて(笑)、ステキだなと思いました。あと、どうやら真治さん演じる伊藤もマリアに好意を寄せているようなので、明智とマリア、そして伊藤の三角関係に発展するのかどうかもお楽しみに(笑)」

最新話となる、5月3日(日)放送の第4話では、ドラマ「ホリデイラブ」(2018年テレビ朝日系)で共演した仲里依紗がゲストとして登場する。

「『ホリデイラブ』のときは、やりとりするシーンがそんなに多くはなくて。なので、次に共演させていただくときには、がっつりご一緒したいなと思っていました。とはいえ、今回も僕との絡みがそんなに多いわけではないのですが、仲さんは芝居にウソがない人なので、またしてもものすごい演技を見せてくれています」

仲演じる桐谷みどり(ハンドルネーム:れいぞう子)は、愛する夫のために自分の得意料理で冷蔵庫をいっぱいにしたいと思っていた専業主婦。しかし、夫が自分の母親の料理ばかりほめるため、夫への不満が溜まっていく。

「れいぞう子はギリギリの線から一歩はみ出してしまった主婦。夫のことを思う心優しい妻だったはずが、マリアの誘惑に引きずり込まれて殺人を犯してしまいます。それこそ第4話はいろいろな意味で衝撃的な展開になっていますし、視聴者のみなさんからクレームの嵐にならないか、今から心配(笑)。でも、第4話の主人公は、まさに仲さん演じるれいぞう子! 明智が吹っ飛ぶぐらいの存在感だと思うので、ぜひご期待ください!」

■ 5月3日(日)放送の第4話あらすじ

結婚当初は愛する夫のために自分の得意料理で真っ白な冷蔵庫をいっぱいにしようと意気込んでいた専業主婦のみどり(仲里依紗)。しかし、現実は夫が母親の料理ばかりを好み、冷蔵庫は姑から送られてくる茶色い煮物料理でいっぱいに。それに耐えられなくなったみどりは、ネットを通じてマリア(小池栄子)に相談することに。(ザテレビジョン・取材・文=馬場英美)