眼帯の秘書役・田中みな実の怪演も大きな話題となっているドラマ「M 愛すべき人がいて」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)。5月2日に放送された第3話では、アユ(安斉かれん)のデビュー決定に伴い、周囲からの風当たりもさらに激化。アユにライバル心を燃やす理沙(久保田紗友)が存在感を増している。(※以下、ネタバレがあります)

本作は、歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでに秘められた出会いと別れを描く、小松成美の同名小説を鈴木おさむが大胆に脚色。さまざまな妨害に負けず、アユが歌とカリスマプロデューサー・マックスマサ(三浦翔平)への思いを貫き通すストーリーが感動を呼んでいる。

そんな同作でアユの健気さを引き立たせるのが、田中をはじめアユを取り巻くアクの強いキャラクターたちの存在だ。

その筆頭が、マサの秘書・礼香を演じる田中。3話でも「あなたの手は人を不幸にする手をしてる。泥棒の手をしてる!」とアユをなじったり、「私の大切なもの、奪わないでね?そんなことしたら私…許さなーーーーい」とすごんだりと視聴者の期待に応える怪演でSNSをにぎわせ、Twitterで「#M愛すべき人がいて」が1話、2話放送時に続きトレンド上位に食い込む反響を呼んだ。

■ 頭からオレンジジュースを…衝撃展開に釘付け

そんな3話で存在感を強めてきたのが流川(白濱亜嵐)のプロデュースでデビューを控えるアユのライバル・理沙(久保田)。

高校の同級生で、初めこそアユと意気投合するそぶりを見せていたが、マサがアユに入れ込んでいくのを目の当たりにして徐々に敵意をむき出しに。アユが書いた詞を「あなたのセンス、マイナス200点!!」とこき下ろし、さらに「私たち、絶対あんたに負けないから!」と、頭からオレンジジュースを浴びせる露骨なイジメを繰り広げた。

アユが学校で同じ夢を追う同級生と意気投合するエピソードは原作小説にも登場するが、ライバル心むき出しの理沙というキャラクターはドラマオリジナル。

久保田は、連続テレビ小説「べっぴんさん」(2016-2017年、NHK総合ほか)でヒロイン・すみれ(芳根京子)の娘・さくら(井頭愛海)が出入りしたジャズ喫茶「ヨーソロー」のアルバイト店員・五月役で一躍注目を集めた。今年3月に最終回を迎えたばかりのドラマ「鈍色の箱の中で」(2020年、テレビ朝日系)で演じた女子高生・美羽の印象も強い。

「鈍色の―」での、幼なじみの基秋(萩尾利久)を一途に思う真っすぐなキャラクターや制服姿のピュアなイメージから一転、「M―」では上昇志向が強く陰湿なイジメもいとわない“悪役”を、振り切れた演技で体現。視聴者からは「久保田紗友ちゃん、“ニビハコ”と全然イメージ違う!」「演技がうますぎて久保田紗友ちゃんまで嫌いになりそう」の反響を呼んでいる。

アユのサクセスストーリー、アユとマサの純愛物語、そして礼香や理沙らが見せるクレイジーなサスペンス要素が融合した同作。「奪い愛」シリーズの鈴木おさむによる脚本の妙に加え、田中や久保田をはじめとしたフレッシュな女優陣の振り切れた演技も、作品のヒットに一役買っている。

■ 5月9日(土)は第1話リミックスバージョンを放送

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた撮影スケジュールの変更により、「M―」第4話は当面の間放送を延期する。5月9日(土)は、反響の大きかった「M 愛すべき人がいて」第1話をスペシャルオーディオコメンタリー付きで放送する。

オーディオコメンタリーに登場するのは、同作に大注目する伊集院光、古市憲寿。2人による“相当マニアックで香ばしい番組解説”に第4話以降のみどころも交えた“リミックスバージョン”として送る。なお、なお、放送済みの第1〜3話は「ABEMA」にて無料で視聴可能だ。(ザテレビジョン)