公開が延期されていた、芥川賞作家・田辺聖子の代表作をアニメ化した映画「ジョゼと虎と魚たち」の新公開日が12月25日(金)に決定し、主演を中川大志と清原果耶が務めることが分かった。また、主題歌はEveの「蒼のワルツ」に決定した。

本作は、自分の世界を生きる車いすのジョゼと、自分の夢を追い掛ける大学生・恒夫のピュアなラブストーリー。みずみずしく真っすぐな純愛の中、誰かを通じて自分とお互いを知り前に進む姿を、楽しさや切なさなどを交えて描く。

夢のためにアルバイトにいそしむ大学生・恒夫を中川が、かわいらしい見た目に反して口が悪い車いすのヒロイン・ジョゼを清原が演じる。

また、恒夫に思いを寄せている後輩・二ノ宮舞役を宮本侑芽、恒夫のアルバイト先の友人・松浦隼人役を興津和幸、ジョゼが恒夫と共に訪れたと図書館の司書・岸本花菜役をLynn、ジョゼの祖母・山村チヅ役を松寺千恵美が担当する。

そして、解禁となった特報映像の前半では、恒夫に対して「お前は今日から管理人や」と言い放ち、さまざまな命令を下すジョゼと、不満そうな恒夫のコミカルなやり取りが繰り広げられる。一方、後半では人魚のような姿になって自由に泳ぎ回るジョゼの映像や、彼女の「ええなぁ、お前は好きな場所に行けて」という内面を吐露するシーンもあり、本編への期待を高める仕上がりとなっている。

■ 鈴川恒夫役・中川大志コメント

恒夫を演じていけばいく程、僕はジョゼがいとおしくてたまらなくなりました。ジョゼと出会って、見慣れたはずの景色がこんなにもカラフルに見えるなんて。お客さまにも、ジョゼと恒夫と共に、劇場でその景色を見ていただければうれしいです。

■ ジョゼ役・清原果耶コメント

出会うべくして出会ったような、そんな2人が手を取り合って新しい世界へ飛び出すお話です。ジョゼを演じると聞いた時、とてもうれしく思ったことを覚えています。慣れない演技に足踏みをしたりしましたが監督が丁寧に指導してくださり、中川さんが雰囲気を引っ張ってくださったおかげで無事に撮り終えることが出来ました。役者が声を吹き込む、という事の意味や、監督・スタッフの皆さまの、この作品に対する情熱を現場で教えていただいた気がします。本当にありがたい経験でした。

ジョゼと恒夫のみならず、見てくださった方々に愛されるような登場人物がたくさん出てきます。アニメーションでしか描けない映像の美しさを、ぜひスクリーンで感じていただければ幸いです。

■ 二ノ宮舞役・宮本侑芽コメント

オーディションを受ける際に原作を読ませていただき、実写映画も見させていただきました。人間のいろんな魅力がギュギュッと詰まったとってもすてきな作品で、一度見たら、読んだら、忘れられない世界観でした。こんなすてきな作品の新たな表現の世界に携われて、本当に幸せです。

私が声を担当させていただいた舞ちゃんは、けなげで、明るくて、とっても人情に熱い女の子です。台本を読んだ段階から舞への共感度が非常に高く、舞を理解し、たくさん愛せることができたと思います。皆さまにもこの作品をたくさん愛していただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

■ 松浦隼人役・興津和幸コメント

「ジョゼと虎と魚たち」知ってるぞ、このタイトル!!?? 昔々に目にしたことがあるぞ! でも、ジョゼって? 虎? 魚も出てくるの? と思いつつ、気になりながらも触れなかった作品です。

今回改めて田辺聖子さんの御本を拝読しました。短編ながらも、匂い立つ様な大阪のことば。締め付けられる胸。素晴らしい…。このはかなく美しく濃厚な物語がどのようにアニメ映画化されるのか、私もとても楽しみです。精いっぱい臨ませていただきます。

■ 岸本花菜役・Lynnコメント

オーディションを受ける際に見た企画書の中のイメージイラストがとても美しくて、繊細で、どこかはかなげで。アニメーションとしてこの「ジョゼと虎と魚たち」の世界観が描かれることに純粋にワクワクしましたので、それに参加させていただけるというのは大変光栄なことだなと思っています。

私が演じさせていただく花菜は、ジョゼが新しい扉を開けた先で出会うとても柔らかい空気感を持った女性で、作品に寄り添えるよう、自然体なお芝居を意識しました。長年愛されている作品ですが、またさらにたくさんの方に楽しんでいただければうれしいです。

■ 山村チヅ役・松寺千恵美コメント

えっ! アニメの声の出演!? 驚きと喜びが湧き上がってきたのを覚えています。ずっと挑戦してみたかったアニメの声!! しかも田辺聖子さん原作。田辺聖子さんとはご縁があって、『姥』シリーズは関西芸術座で舞台化。私も出演しました。久しぶりに田辺作品に触れて、お会いした時のことを思い出しました。

ジョゼのおばあちゃんは、世の中の人を信じずかたくなで一見愛想なし。でも…。お客さまがこの映画を見終わって、暖かく優しい気持ちになって帰っていただけたらうれしいです。

■ Eveコメント

「ジョゼと虎と魚たち」の主題歌を担当させていただくこととなりました。

最初に監督からいただいた絵コンテはまるで登場人物が今にも動き出しそうで、映像が飛び込んでくるかのような繊細さと美しさに感動したのを覚えています。

丁寧に楽曲とも向き合ってくださって、時代を超えても色あせないものとは何か人見知りで不器用なジョゼとの共通項を探していきながら、音楽を作っていきました。この作品の一 分を担えることができてとてもうれしいです。映画館で見られる日を今から心待ちにしています。(ザテレビジョン)