メッシ&ロナウド時代の後継者たち 久保建英、ファティらがリーガの新主役だ

メッシ&ロナウド時代の後継者たち 久保建英、ファティらがリーガの新主役だ

今季序盤戦はヤングスターたちが話題さらう

リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、アントワーヌ・グリーズマン、カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイルらは近年のリーガ・エスパニョーラを盛り上げ続けてきたスーパースターで、彼らこそがリーガの顔だった。今後もリーガと世界を引っ張っていくだろうが、今季序盤戦でスポットライトを浴びているのは彼らではない。今季リーガで様々な話題を振りまいているのは、次世代を担うヤングスターたちだ。

例えばバルセロナではメッシが開幕から欠場を続けているため、今季はまだお馴染みのスーパープレイを見ていない。そしてこの時を逃すまいと一気にブレイクしたのが、16歳のFWアンス・ファティだ。ファティはリーグ戦3試合で2得点1アシストを記録する活躍を見せており、今バルセロナで話題になるのはファティのことばかりだ。あらゆる史上最年少記録に手が届く年齢にあり、今後はリーガでもチャンピオンズリーグの舞台でも注目を集めていくことだろう。

そのファティとバルセロナのカンテラ(下部組織)で一緒にプレイした経験を持つ日本代表MF久保建英も序盤戦の主役だ。久保は今夏レアル・マドリード移籍を決め、現在は経験を積むべくマジョルカにレンタル移籍している。まだ得点は決めていないものの、ファティと同じく話題になる機会は多い。アスレティック・ビルバオ戦で華麗なドリブルからPKを獲得した際には大きく取り上げられ、NEXTブレイク候補生として現地メディアもかなり注目している様子。久保とファティには今後のリーガを引っ張るだけの素質があり、メッシ世代の後継者と言える存在だ。

リーガを盛り上げているのは彼らだけではない。バルセロナでプレイするファティ、小柄なレフティーのテクニシャンである久保をメッシ2世候補とするなら、今夏1億ユーロを超える移籍金でアトレティコ・マドリードにやってきた19歳FWジョアン・フェリックスはクリスティアーノ・ロナウド2世だ。フェリックスはロナウドとポルトガル代表で共闘しており、何かと比較される機会が多い。すでにアトレティコでも実力を発揮しており、パフォーマンスのレベルではファティと久保を大きく上回る。1億ユーロの移籍金も納得できるだけの素質を備えており、リーガの主役になる時は近いだろう。

スペイン人選手のことも忘れてはならない。近年はスペイン代表も世代交代を進めているが、リーガでも通用する楽しみな逸材が出てきている。アスレティック・ビルバオでは、センターバックを務める22歳のウナイ・ヌニェスが開幕から2試合にフル出場しており、8月にはスペインA代表デビューも記録した。センターバックではセルヒオ・ラモスの後継者探しが必要で、ヌニェスもその候補者の1人と考えていいだろう。

そのヌニェスとともに昨年のU-21欧州選手権制覇を達成したFWミケル・オヤルサバル(22歳)もレアル・ソシエダで出場機会を増やしており、すでに今季は1得点を記録している。スペインA代表でも今年6月のスウェーデン戦で代表初ゴールを記録しており、ストライカーが不足しているスペインに希望の星が現れた。

ファティと同じくバルセロナでプレイタイムを得ている21歳のカルロス・ペレスもスペイン人アタッカーだ。今夏に行われたヴィッセル神戸との親善試合で2ゴールを挙げたペレスは、リーガでも開幕から1ゴール2アシストを記録。172cmと小柄なアタッカーだが、そのぶん小回りが利いて速い。DFにとっては捕まえにくい厄介な選手で、ドリブルにも切れ味がある。ファティと同じくバルセロナのカンテラ出身選手で、久々にカンテラ出身者が前線で躍動している。将来的にファティとペレスがチームを引っ張っていくシナリオを期待しているサポーターも多いはずだ。

バルセロナのカンテラ出身者では、昨季レンタル先のエイバルでブレイクした左サイドのスペイン人MFマルク・ククレジャ(21歳)も興味深い逸材だ。左のサイドバックから左のウイングまでこなすことができ、昨季はレアル・マドリード相手にアシストを記録するなど大暴れ。今季はヘタフェにレンタル移籍しているが、すでに4試合で3アシストを記録している。昨季は31試合で2アシストだったため、すでにその数字を超えてきたことになる。バルセロナがジョルディ・アルバに代わる攻撃的なサイドバックを求めるならば、ククレジャは理想的な後継者と言えよう。

さらにはビジャレアルですっかり主力となり、ナイジェリアのロッベンとも言われる20歳のナイジェリア代表FWサミュエル・チュクウェゼ、2017年のU-20ワールドカップで堂安律や久保擁する日本代表を決勝トーナメント1回戦で沈めるゴールを決めたベネズエラ代表MFヤンヘル・エレーラ(21歳)もマンチェスター・シティからのレンタル移籍でグラナダに加わって結果を残している。

すでにクリスティアーノ・ロナウドはユヴェントスへ去ったが、リーガのここ10年はメッシとロナウドが支配してきた。しかしメッシも32歳を迎え、そう遠くないうちにバルセロナを去る時がくるだろう。メッシを抑えようと長年必死にファイトしてきたレアルDFセルヒオ・ラモスも33歳だ。リーガの主役だった男たちには世代交代の時が近づいており、このタイミングでフェリックスやファティ、久保がブレイクしてきたのは非常に興味深い。彼らには今後リーガで主役となるだけのポテンシャルがあり、今後10年のリーガをファティと久保が引っ張っていくなんてシナリオも考えられる。まだ金の卵の段階ではあるものの、ヤングスターたちのブレイクこそリーガ序盤戦最大の注目ポイントだ。


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