「こんなことは7シーズン在籍して初めて」

早くも国内屈指の強豪が姿を消した。現地時間23日に行われたスペイン国王杯3回戦でアトレティコ・マドリードは2部のクルトゥラル・レオネサと対戦したのだが、結果はまさかの逆転負け。延長戦までもつれ込んだこの試合、勝利の女神が微笑んだのはジャイアントキリングを狙った格下クラブだった。

アトレティコは決して完全に手を抜いたわけでもないだろう。この試合のスターティングメンバーには今季出場機会を得ることができていない選手もいたが、スペイン代表MFサウール・ニゲスやポルトガル代表FWジョアン・フェリックスといった主力級の選手も名を連ねていたのだ。敗れたリーグ戦前節エイバル戦の嫌な流れを断ち切れないままに、気がつけば敗北を喫してしまった。そう言ってもいいかもしれない。

そんな中、この試合にフル出場したサウールが衝撃の敗退を振り返っている。どうやら、同選手は現状を非常に重く受け止めているようだ。背番号7が次のように語ったことをスペイン『MARCA』が伝えている。

「複雑な瞬間を迎えているね。今こそ団結する時だと思うよ。この痛みを伴う敗北が、チームを以前のようなレベルにまで改善する糧となることを願っているよ。もう同じことを繰り返すのは許されない。今の僕らはアトレティコ・マドリードとは言えない。ファンの声援を受けることも、クラブの名を名乗ることにも値しないんだ。選手に責任があるよ」

「シーズン中の戦いぶりを見ても同じことが言える。レアルやバルサといった最高レベルのチームと対戦する時だけでなく、同格か格下相手の試合でも僕らはやるべきことができていない。僕自身7シーズンここにいるけどこんなことは初めてさ」

リーグ戦ではここまで9勝8分3敗。3位にこそつけているものの、2位レアル・マドリードとの勝ち点差は「8」も開いている。優勝争いには全く絡めていない状況だ。

サウールが危機感を募らせるアトレティコ。はたして、彼らはここから再びエンジンをかけることができるのか。“赤白軍団”の復活をファンは待ちわびている。