「非常に強力な相手」

フランスの強豪は、今季こそビッグイヤーを掲げることができるのだろうか。パリ・サンジェルマンを率いるトーマス・トゥヘル監督がいよいよ1週間後に迫ったチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦を前に口を開いている。

今季もリーグ・アンで首位を独走しているPSG。現時点で2位マルセイユとの差は実に12ポイントまで広がっている。油断は禁物だが、CLに集中するための環境は整っていると言っていいだろう。なかでも注目は攻撃陣。現地メディアが“ファンタスティック4”と呼ぶネイマール、キリアン・ムバッペ、アンヘル・ディ・マリア、マウロ・イカルディのユニットは欧州でも屈指の破壊力を誇る。ネイマールの負傷が気になるところだが、これにひとまず去就の落ち着いたエディンソン・カバーニが加わるというのだから恐ろしい。彼らが今後も爆発し続けるのであれば、悲願の欧州制覇も夢ではないだろう。

そんなPSGに1回戦で相対するのは、ドイツ・ブンデスリーガのドルトムント。今のところ、この対決は「今季守備が崩壊しているドルトムントがPSG自慢の攻撃陣に蹂躙される」というのが試合展開の予想としては主流か。しかし、トゥヘル監督に決して驕りはない。独『SportBild』によると、同監督はドルトムントも自軍と同じような破壊力ある攻撃陣を擁していると次のように語っている。

「たしかにドルトムントの守備は堅いとは言えないかもしれない。でも、彼らは常に6,7ゴールを決めることが可能なチームだと私は思っているよ。非常に強力な相手であることは間違いないんだ。難しい試合となるだろうね。いくつかはミスも犯してしまうかも。でも勝つよ。ただ、忘れないでほしい。我々は多くの試合をこなしているということを。それに怪我人も多いんだ」

かつて自身が指揮した古巣への警戒心を露わにしたトゥヘル監督。はたして攻撃自慢の両雄が激突するこのカード、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか。壮絶な打ち合いとなる可能性も高そうだ。