「最高のシーズンかもしれない」

エルネスト・バルベルデ前監督からキケ・セティエン新監督へのバトンタッチによって、バルセロナでの立ち位置が変わった選手といえば誰か。状況に応じてカウンターも辞さない戦い方をしていたバルベルデ時代と打って変わって、クラブの伝統であるショートパス重視のスタイルに回帰した新体制のバルサ。やはりその要であるスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツはその筆頭候補と言えるか。

しかし、セティエン体制下でプレイタイムを伸ばしているのはなにもブスケッツだけではない。ポルトガル代表DFネルソン・セメドもその1人だ。バルベルデ前政権ではセルジ・ロベルトに右SBのポジションを明け渡しがちだったセメドだが、監督交代以降は定位置を確保。直近の公式戦4試合は全てフル出場しており、再び影響力を拡大し始めている。

そんなセメドが現在の自分を取り巻く状況について語っている。前節ベティス戦の試合後、同選手はセティエン監督が信頼を置いてくれている今季は自身最高のシーズンかもしれないと、ポルトガル『A BOLA』に対して次のように語っている。

「物事は順調に進んでいるよ。新しい監督は僕のことを信頼してくれている。その信頼に応えるために、今はできるかぎり一生懸命仕事に取り組んでいるね。今季は僕にとってバルセロナで最高のシーズンかもしれない。自分に起こっている事にはとても満足しているよ。チームが首位にいないことは残念だけど、まだ試合はたくさん残っている。チャンピオンになれるチャンスは残っているよ」

監督の期待に応えるため、全身全霊で試合に臨んでいると話したセメド。モチベーションはこれ以上なく高いようだ。

現時点で2位のバルセロナと首位を走るレアル・マドリードとの勝ち点差は「3」。セメドの言う通り、優勝は十分に狙えると言っていいだろう。はたして、セメドは獅子奮迅の活躍でチームを優勝へ導く事ができるのだろうか。次節ヘタフェ戦ではチームに出場停止や負傷者が相次いでいることもありCBでの先発も予想されるが、このポルトガル代表DFは信頼する指揮官のために任された役割を全うしたいところだ。