契約満了迎える選手でベスト11作成

ウインドウが開くたびに毎回莫大なお金が動く欧州移籍市場。特に夏のマーケットはシーズンの区切りに開かれることもあり、ビッグディールが発生しやすい。昨夏もチェルシーからレアル・マドリードへ向かったFWエデン・アザールやレスターからマンチェスター・ユナイテッドへ向かったDFハリー・マグワイアといった大物選手がとてつもない移籍金で活躍の場を移した。

しかし、その裏では前所属クラブとの契約満了に伴い、一切の移籍金が発生せず“ゼロ円”で新天地へ旅立った有力選手も。アーセナルからユヴェントスへ移籍したMFアーロン・ラムジーはその代表格と言えるか。獲得するクラブからしてみれば、ここまでおトクな選手補強の方法はない。とはいえ、絶対数がそれほどいないのもまた事実だ。

だが、来夏に現所属クラブと契約満了を迎える選手は数も多く、粒揃いだと英『GIVE ME SPORT』は主張する。そんな2020年の夏にフリーで獲得可能な選手たちで同メディアはベスト11を作成。非常に豪華なメンバーがズラリと並ぶこととなっている。

GK
ウォルター・ベニテス(ニース/26歳)

DF
レイヴァン・クルザワ(パリ・サンジェルマン/27歳)
ヤン・フェルトンゲン(トッテナム/32歳)
ナチョ・フェルナンデス(レアル・マドリード/30歳)
トマ・ムニエ(パリ・サンジェルマン/28歳)

MF
ネマニャ・マティッチ(マンチェスター・ユナイテッド/31歳)
ブレイズ・マテュイディ(ユヴェントス/32歳)
ライアン・フレイザー(ボーンマス/25歳)
ウィリアン(チェルシー/31歳)

FW
エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン/32歳)
ドリース・メルテンス(ナポリ/32歳)

GKはリーグ・アンのニースに所属するベニテスだ。今季は少し失点が多くなってしまっているが、彼は昨季リーグ戦でクリーンシートを16回達成。フランスで一躍評価を高めた存在だ。トップクラスとまではいかにかもしれないが、安定した実力の持ち主だけに“ゼロ円”であれば引く手数多か。まだ26歳という年齢も魅力的だ。

DFにはトッテナムのフェルトンゲンとレアルのナチョにPSGの両SBが選出。特に注目はナチョか。最終ラインならどこでもできるユーティリティさが売りの30歳は、フリーであればどのクラブも欲しい人材だろう。

MFはなかなか渋い面子に。こういった話の常連だったクリスティアン・エリクセンは今冬インテルへ移籍。しかし、今回リストに載ったマティッチ、マテュイディ、フレイザー、ウィリアンの4名も皆実力は確かな選手だ。特にフレイザーは複数ビッグクラブがかねてより熱視線を送る存在。ウィリアンもチェルシーで安定した出場機会を掴んでいるが、はたしてどうなるか。

最後はFW陣。カバーニは実力者ながら、来季以降は母国ウルグアイに帰還するとも。一方でメルテンスは今もなお移籍の噂は絶えず。現地メディアによると、なんと5クラブ(インテル、ローマ、チェルシー、アーセナル、マンU)が獲得を争っている状況だという。

この他にも今季限りで現所属クラブとの契約が満了を迎える選手はまだたくさんいる。こうしてみると、次回の移籍市場では“フリー移籍祭り”が巻き起こる可能性も高そうだ。来夏、有能な人材が次々と“ゼロ円”で活躍の場を移すかもしれない。