出場できない可能性があるもポジティブ

ズヴォレに所属するU-23日本代表MF中山雄太が、東京オリンピックの延期について口を開いた。

国際オリンピック委員会(IOC)は24日、新型コロナウイルスの影響により、今夏に開催予定だった東京五輪を延期することで合意に至ったと発表した。これを受けて、東京五輪世代のキャプテンも務める中山雄太が、25日に自身のInstagramを更新。「オリンピックが一年延期になりました。まずは世界中の方々の安全が一番です。この大変な事態が早く治まり、沢山の方々の笑顔で溢れる日常になる事を心からお祈り致します」と述べた上で「オリンピックの一年延期。中止でないことが今この段階で知れたことは選手としては幸いであり、難しい決定を下して頂いた方々、それを可能にさせた皆さんに感謝申し上げます」と素直な心境を明かした。

ただ、今回の延期決定により、問題となってくるのが「年齢制限」だ。オリンピックの男子サッカー競技には出場資格として、「オリンピックが開催される前年12月31日の時点で23歳未満の選手(オーバーエイジ3枠の除く)」という規定がある。そのため、2021年に開催が延期されることで、2020年の開催ならば出場できていた一部の選手が出場可能年齢から外れてしまう状況ができてしまう。今年2月に23歳の誕生日を迎えた中山も、その対象になってしまうのだ。

この件について中山は「来年開催とすると現在23歳の身としては、24歳と年齢はオーバーしてしまいます。この問題がどうなるかという思いは、もちろん持っています。しかし、その反面ポジティブにも捉えられています。それは『チーム・個人としての準備期間が得られた』とも思っています。下を向きそうなこの状況に、自然と上を向いて生活できている自分はいます。これは今まで事象は違えど、苦しい時期にその先にある明るい未来を信じ頑張り続け、その未来にたどり着いた時に自分に起きた事が全て繋がっていると思えた事を経験しているからです。今回も明るい未来に向かって、今のこの現状をポジティブに行動し続けたいと思います」と語っている。

最後に「繰り返しになりますが、皆さんの安全健康が一番です。サッカーに関わらず、僕達は皆さんに支えられています。そんな皆さんと集まり、素晴らしいフットボールを創り上げられる日が早く来ることを祈っています。世界規模のこの問題に対して全員が手を取り合い、笑顔溢れる日常へと協力し合いましょう」と綴っていたが、はたしてオリンピックの男子サッカー競技の年齢制限に関して特例措置が取られるのか。中山を含めて、2020年の東京五輪にかけていた若手選手も世界中にたくさんいることだろう。