覚醒の時を迎える

チェルシーで出番を掴めず、レンタル移籍を繰り返すようになる選手は多い。もはやチェルシーでは珍しい光景ではなく、サポーターでも全員を把握するのが難しいほどの選手がレンタル移籍に出ている状況だ。

若い選手たちにとっては試練だが、レンタル先で才能が覚醒するケースも少なくない。この約2年の間に評価が劇的に上昇したのが、イタリアのアタランタにレンタル移籍しているクロアチアの大型MFマリオ・パシャリッチである。

英『Football London』がパシャリッチにスポットを当てているが、パシャリッチは2014年にチェルシーへ加入したところからレンタル移籍を継続してきた。スペインのエルチェ、フランスのモナコ、イタリアのミラン、ロシアのスパルタク・モスクワ、そして現在のアタランタと、1シーズンごとに世界を旅するキャリアを歩んできたのだ。

そんなパシャリッチがアタランタで大きな手応えを掴んだ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ率いるアタランタで欠かせない存在となり、豊富な運動量で中盤を走り回っている。同メディアもチェルシー指揮官フランク・ランパードが後悔することになるかもしれないと伝えているが、アタランタ側は1500万ユーロを支払ってパシャリッチの完全移籍を実現する考えだという。

今の成長したパシャリッチならばチェルシーでも違いを生み出せるかもしれないが、パシャリッチ自身もアタランタ残留を希望している。アタランタ側は1500万ユーロの2倍の価値はあるとまで評価しているようで、この2年間でパシャリッチの環境は大きく変わった。

今季はチャンピオンズリーグの戦いも経験することになり、色んな国を渡り歩いてきたパシャリッチがついに自身が輝ける場所を見つけたようだ。