鋭いプレスで勝利に貢献

リーグ戦が再開してからまさかの2連敗を喫し、来季チャンピオンズリーグ出場が危ぶまれていたアーセナル。しかし、いよいよエンジンが掛かったか。現地時間25日に行われたリーグ戦第31節ではサウサンプトンを2-0で退け、再開後初勝利を手にしている。

その勝利に多大な貢献を果たしたのが、21歳のFWエディー・エンケティアだ。この試合にセンターフォワードとしてスタメン出場したエンケティアは、序盤から精力的に前線を走り回りサウサンプトンの選手にプレッシャーをかける。すると20分にそのプレスが功を奏し、GKのミスを誘発した同選手は自身がカットしたボールをそのまま相手ゴールへ流し込んだ。値千金の先制点。決して諦めなかった男が試合を動かしてみせたのだ。

ファンの間ではピエール・エメリク・オバメヤンの方をセンターフォワードに据えるべきではとの意見もある。しかし、このゴールこそミケル・アルテタ監督がエンケティアを真ん中に置いた理由だ。そう語るのは、かつてリヴァプール などで活躍した元イングランド代表DFジェイミー・レドナップ氏である。

「センターフォワードとして起用すれば、オバメヤンはエンケティアよりも多くのゴールを奪うはずだ。それについては間違いないだろう。しかし、彼よりもエンケティアの方がチームのために動くことができるんだ。今回のゴールシーンを見てみてほしい。君たちが知っている多くのストライカーは、あのボールを追いかけることすらしないだろう。誰もああいった場面で相手がボールロストするとは思っていないからね。だけど、彼は諦めずにそれを実行した。ゴールに値する素晴らしいプレイだったよ」

英『talkSPORT』に対して、レドナップ氏はこのようにエンケティアのチェイスを称賛している。同氏もこの21歳の諦めない姿勢がアーセナルを勝利に導いたと考えているようだ。

ガナーズの再開後初勝利に貢献したエンケティア。新エース候補は守備も決して怠らない頼れる男だ。