悪い話題が続いていたが……

意外な男の一撃だった。

7日にバジャドリードと対戦したバレンシアを救ったのは、何かと悪い方向で目立ってきた19歳の韓国人MFイ・ガンインである。

イ・ガンインといえば、6月18日のレアル・マドリード戦でセルヒオ・ラモスを執拗に蹴ってレッドカードを受けたことが話題となった選手だ。マジョルカでプレイする日本代表MF久保建英と比較され続けてきた選手だが、今季は明らかに久保の方が高い評価を得ている。

そんなイ・ガンインにも意地があったのか、64分から出場したバジャドリード戦では89分に右サイドからカットインして左足一閃。決勝ゴールを記録し、チームを2-1の勝利へ導いた。久保も時折見せるカットインからのシュートで、やはりイ・ガンインにも才能が備わっているのは間違いない。

韓国『スポーツソウル』もこれを喜んでいる。投入された時からイ・ガンインの体は軽く、ゴール以外のパフォーマンスも良かったと評価。

バレンシアは現在8位につけているが、イ・ガンインのゴールで勝ち点3を獲得していなければ来季の欧州カップ戦出場権獲得は不可能だっただろうとまで主張している。

実際にこの勝ち点3は価値が大きい。バレンシアの方が消化試合数が1つ多いが、この勝利で勝ち点は50に到達。7位レアル・ソシエダ(51)、6位ヘタフェ(53)、5位ビジャレアル(54)に喰らいつけている。

久保との比較も気になるところだろう。イ・ガンインは今季リーグ戦で347分間プレイし、2得点を記録している。同メディアは出場時間から考えれば、妥当な得点数と評価している。

一方の久保は2015分間プレイして3得点5アシストの成績だ。マジョルカが残留争いに巻き込まれている下位レベルのチームであることを考えると、こちらも見事な数字だろう。

今後も久保とイ・ガンインの比較は続いていくはずで、今節はラフプレイで地に落ちていた評価をイ・ガンインが上げることとなった。