7月にイタリアで開かれる世界剣道選手権大会に出場する栃木県スポーツ指導員・竹中美帆さんが20日、福田富一知事を表敬訪問し、活躍を誓いました。

竹中選手は鳥取生まれで鹿児島、長崎、茨城と活動の場を変えながら剣の道にまい進。2022年のとちぎ国体を契機に栃木に移り住みました。国体では栃木県成年女子団体の優勝に大きく貢献し、今回、自身としては2度目の世界選手権へ切符を掴みました。

前回出場した2018年の韓国大会では、チームは優勝したものの準決勝、決勝と控えで悔しい思いをしたといい、「今回は全ての試合に出て優勝したい」と意気込みを語りました。

これに対し福田知事は、「栃木の看板を背負っての出場は私達県民に勇気を与えてくれる。大いに期待しています」と激励の言葉を贈りました。

また、この大会では竹中選手の父の健太郎さんも女子日本代表の監督を務め、親子で世界の頂点を狙います。なお、栃木県剣道連盟から世界選手権に選手を送り出すのは初めてで、関係者は「剣道を学ぶ子ども達にもいい刺激になる」と期待を寄せています。

世界剣道選手権は7月4日からイタリア・ミラノで開かれます。