新幹線3人殺傷 容疑者の実父「家出許した事が最大の後悔」愛知県の保健所は以前『措置入院不要』

新幹線3人殺傷 容疑者の実父「家出許した事が最大の後悔」愛知県の保健所は以前『措置入院不要』

 東海道新幹線で起きた乗客殺傷事件。殺人容疑で送検された男について、愛知県の西尾保健所が以前「措置入院は不要」と判断していたことが分かりました。一方、家出をし、事件直前まで野宿をしていた男について実の父親が改めて「家出を許したことを後悔している」と話しました。

 今月9日夜、東海道新幹線の車内で乗客の梅田耕太郎さん(38)が殺害された事件。殺人容疑で送検された愛知県岡崎市の無職・小島一朗容疑者(22)の事件前の状況が12日の大村愛知県知事の会見で明らかになりました。

大村愛知県知事:
「保健所内の対応としては『任意に入院中であり必要な医療が確保されているため措置入院は不要と判断した』と聞いています」

 20歳の時から祖母と一緒に暮らし始めた小島容疑者。病院で精神的な疾患があると診断されたため、去年9月に同居する伯父が岡崎市保健所に相談。愛知県によりますと、岡崎市保健所から愛知県の西尾保健所に相談がありました。その内容は小島容疑者を「措置入院」させるかどうかについてです。

 対象の人物が自分や他人に危害を加えるおそれがある場合、都道府県知事などは精神保健福祉法に基づき本人の同意なく入院させることができます。岡崎市は中核市で保健所を設置できますが、この「措置入院」については愛知県の保健所が判断します。

 愛知県は岡崎市から小島容疑者がすでに入院しているとの情報を得たため「措置入院の必要はない」と判断し、岡崎市保健所に対応を任せたということです。この対応について大村知事は検証する考えを示す一方、親族と直接やりとりしていた岡崎市保健所はこれまで一切取材に応じていません。

 そして、当の小島容疑者はそのまま祖母の家で暮らし去年12月に祖母の家を出ます。向かった先は長野県上松町にある景勝地「寝覚の床」…。

 川の脇に草木が生い茂る森の中にある東屋、ここで今年3月、小島容疑者らしき男が野宿をしている姿が目撃されていました。

近くに住む男性:
「ここで寝ていたということです。岡崎の子で、若い子でちょっと変わった子だなというのは(記憶に)残っています。しばらくおったみたいですよ。2、3週間ぐらいいたということですから」

 警察の調べに「数か月、長野周辺で野宿していた」と話している小島容疑者。この野宿生活後に、東京駅から東海道新幹線に乗り、今回の事件を起こしました。

 一方、一宮市に住む小島容疑者の実の父親は12日、事件前の「家出」について次のように話しました。

小島容疑者の実父:
「本人の意思に任せて家を出るということを許してしまったことが最大の後悔。彼の心の中にある深いものに関しては理解が不足していて最悪の事態を招いて、ご遺族・家族の方に大変な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした」

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