横浜への仮移転完了 やまゆり園 元職員ら入所者見送る

横浜への仮移転完了 やまゆり園 元職員ら入所者見送る

 十九人が刺殺されるなどした相模原市の県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」の入所者三十九人が二十一日、横浜市港南区の施設に転居し、取り壊しに向けた園の仮移転が完了した。地元在住の元職員らは入所者を乗せて園から出発するバスを見送った。

 転居先は横浜市港南区の「津久井やまゆり園芹(せり)が谷園舎」。今月五日に一部の入所者が先に転居しており、県によると、この日で計約百人全員の引っ越しが終わった。他の施設から入居した二人と合わせて現在、園舎で百二人が生活しているという。相模原市の施設は来週にも閉鎖される。

 やまゆり園前に住む元職員の女性(81)は「寂しい。気を付けてね。戻ってきてねという思い」としんみりした様子でバスに手を振った。同園に三十六年間勤めた元職員太田顕さん(73)は在勤中に携わった男性が気付いてくれたとし「本当は手を握って横浜の施設でも頑張ってと言いたかった。本人の意志を大前提に、戻ってきたらもろ手を挙げて歓迎したい」と話した。

 芹が谷園舎で取材に応じた入倉かおる園長は「四年後、(相模原市緑区)千木良(ちぎら)の元の場所に新しいやまゆり園を建てられるよう、まずはこの場所で一から施設作りをしていきたい」と話した。建て替えについて県は審議会の専門部会による提言を踏まえて夏ごろまでに方針を決める予定。 (井上靖史、加藤豊大)

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