中止予定の鎌倉花火大会 市が主催で実施へ

中止予定の鎌倉花火大会 市が主催で実施へ

 鎌倉市の松尾崇市長は二十一日、記者会見し、中止が発表されていた鎌倉花火大会について、市が主催者になって当初の計画通り七月十九日に実施すると発表した。市長は「市民らから花火大会を望む声が多数寄せられたため、開催を決断した」と説明した。(草間俊介)

 鎌倉花火大会は、市観光協会が中心となって実行委員会を組織し開催してきた。しかし、協会の雇い止め疑惑が鎌倉市議会から問題視され、市の本年度予算から協会への補助金約四千七百万円が削減された。このため、協会は資金難を理由に実行委から脱退し、実行委は今月十日、今年の花火大会中止を発表していた。

 こうした事態を受けて、市は今年限りの暫定的な措置として、新たに実行主体として「鎌倉を愛するものがつくる花火大会実行委員会」(仮称)を立ち上げ、協会が担ってきた事務局の仕事を市商工観光課が行うことにした。

 四千万円近い花火大会の費用は、市の本年度予算ですでに決まっている約九百七十万円に加え、協会に代わって新実行委が協賛金を募るほか、一千万円を目標にインターネットで一口三千円の寄付を集めるクラウドファンディングも行う。

 記者会見には、新実行委の事実上の発起人として鎌倉商工会議所の久保田陽彦(はるひこ)会頭らが同席。寄付金について「すでに一部の企業などから申し出がある」と明かした。松尾市長は「市から新たな予算の支出はない。例年通り(約二千五百発の)規模の花火大会を目指したい」と開催に理解を求めた。

 ただ、市観光協会への補助金問題はまったく解決の目途はたっていない。また、二十三日投開票の市議選を経て、新議員が決まる市議会でも観光行政のあり方が問題になりそうだ。

 クラウドファンディングの詳細は、ホームページ(「iikuni」で検索)で。

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